東芝グループとSDGs


「東芝グループ経営理念」では、「人と、地球の、明日のために。」を主文として掲げています。これは、東芝グループが事業を通じて社会の発展に貢献していくという変わらぬ信念を明示したものであり、持続可能な社会の実現をめざすSDGsの方向性に合致しています。
日々誠実に行動し、世界をより良く変えていく情熱をもち、次の、更にその先の世代の未来を思い描いて、ステークホルダーの皆様とともに新しい未来を生み出していく - このような想いを拠り所に、複雑化・深刻化する社会課題に、これまでも、そして、これからも、東芝グループは培ってきた発想力と技術力を結集して立ち向かい、新しい未来を始動させていきます。

東芝グループ理念体系
持続可能な開発目標(SDGs)

企業活動を通じたSDGs達成への貢献


東芝グループは、2018年に、SDGsへの理解や取り組みを推進するために東芝、主要グループ会社及び一部のグループ会社で事業とSDGs の関係を明確にする意見交換を行いました。そのなかでバリューチェーンを通して社会に与えるインパクトを検討し、東芝グループの事業を通して貢献できるゴールを特定して、その取り組みについて加速することを公表しました。 2021年には、SDGsや世界経済フォーラム(WEF)が発行するグローバル・リスク・レポートで掲げられている社会課題の視点を取り入れ、新たにグループとして取り組むべきマテリアリティを再特定しました。 東芝グループでは、企業活動を通じて社会課題の解決に積極的にかかわり、貢献していきます。

  • 東芝エレベータ(株)、東芝キヤリア(株)(2018年当時)、東芝ライテック(株)

主な事例


東芝グループでは経営理念に基づき、長年培った技術でさまざまな社会課題に取り組んでいます。

未電化地域での電気製品シェアリングサービス


地球上には、電力系統が整備されていない「未電化地域」が存在し、そこに居住する人々は、仕事、料理、勉強などに十分な明かりや電力を使うことができません。東芝グループは、再生可能エネルギーで充電する電気製品のシェアリングサービスに着目し、2019年から太平洋の島嶼国を対象に、サービスのニーズ調査や実証を進めてきました。また、バヌアツ共和国マランパ州においてシェアリングサービスのニーズ及び住民からの受容を確認し、シェアリングサービスによる経済性の確保が見込めたことから、同州政府、バヌアツ投資推進局、国際機関太平洋諸島センターなどの協力を得て、2023年に同地域でLEDランタンのシェアリングサービスの試行を実施しました。将来的には、LEDランタンによる“明かり”の提供に限らず、電動農機具やミシンなど“生産性を向上させる”電気製品を貸し出すことも予定しています。
東芝グループは、電気製品のシェアリングサービスの事業化を加速し、環境に配慮しながら地域の電化を進めることで、すべての人々に経済的でクリーンなエネルギーを提供するとともに、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献していきます。

バヌアツ共和国でLEDランタンのシェアリングサービス試行開始(東芝エネルギーシステムズ(株))

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