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事業所・工場における化学物質の適正管理

東芝グループでは、「環境アクションプラン」において化学物質総排出量原単位の改善率を目標に掲げ、製造工程におけるプロセスの改善などにより、化学物質の排出量削減に取り組んでいます。
なお、人体や環境に悪影響を与える可能性がある有害な化学物質の2024年度の排出・移動量は2,003kgでした。

  • 米国のComprehensive Environmental Response, Compensation, and Liability Act (CERCLA)に定める物質のうち、当社で管理している物質の排出・移動量を元に算出。

また、東芝グループは約2,000種の化学物質を環境関連法令などによる基準に基づきハザード評価を行いA・B・Cの3つの物質ランクに分けています。これらはハザードレベルに相当する物質ランクと暴露に相当する排出量を考慮し、物質ごとのリスクを判定して、禁止/削減/管理の区分として定めています。

物質ランクと管理区分

禁止物質

制限の度合いに応じてランク分けして管理しています。Aランクは「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(化審法)、「労働安全衛生法」、「毒物及び劇物取締法」などに基づき取り扱いを禁止又は厳しく制限しています。Bランクはリスクと規制動向に基づき一部については禁止としています。

削減対象物質/管理物質

PRTR法第一種指定化学物質に、揮発性有機化合物(VOC)などを加えた当社指定物質を削減対象物質として、使用する原材料や化学物質の代替化、生産性向上やプロセスの改善による使用量の削減、除害装置や回収装置の導入によるVOCの抑制などに取り組んでいます。
管理物質については、使用量及び排出量を最小かつ適正に管理する必要のある原材料や化学物質を対象としています。

削減対象物質・管理物質については、新規使用時及び種類・量の変更時に環境アセスメント(環境事前評価)を実施し、使用量や排出量などを管理システムに登録して管理しています。社内コンプライアンス基準を超過した場合は速やかに是正します。