“新しい未来を始動させる” 東芝グループへ

 企業は、さまざまな課題を抱える社会の一員として、短期的な利益のみを追求するのではなく、自社の活動によって社会に与えるインパクトを長期的な目線で考え、技術を磨き、事業を通じて価値を提供することで、持続可能な社会に貢献すべきです。この企業姿勢は、経済環境が急速に変化し、新型コロナウイルス感染症による社会生活への不安が広がる中、ますます求められています。

 東芝グループは、「人と、地球の、明日のために。」を経営理念の主文に掲げ、事業を通じて社会の発展に貢献していくことを信念としています。脈々と受け継がれるベンチャースピリットを胸に、創業時から培ってきた発想力と技術力を結集し、複雑化・深刻化する社会課題解決に立ち向かいます。東芝グループの総合力を発揮し、お客様やビジネスパートナーと共に「新しい未来を始動させる」ことが、私たちの存在意義です。

 この理念のもと私たちは、2019年度から5か年の全社変革計画「東芝Nextプラン」を実行しています。環境変化に柔軟に対応し、企業変革によって提供価値を最大化することで、さまざまなステークホルダーの皆様の信頼に応えていきます。その前提として、「健全な信頼を損なう行いは絶対に許さない」という強い自覚のもと、生命・安全とコンプライアンスをあらゆる経営課題に優先させていきます。そして、インフラサービスカンパニーとしての安定成長とCPS※1テクノロジー企業への飛躍を目指します。

 最先端の技術と高品質の製品・サービスで、気候変動をはじめとするさまざまな社会課題解決に貢献し、企業価値の持続的向上を図ります。また、国連グローバル・コンパクト署名企業として、倫理的で透明性のある経営基盤の構築にむけて、E(環境)S(社会)G(ガバナンス)の強化に努め、さまざまなステークホルダーの皆様と連携しながら、豊かな価値を創造します。そして、SDGs※2の特に10のゴールに注力し、各ゴールに対するポジティブ・インパクトの最大化とネガティブ・インパクトの最小化に取り組み、すべての企業活動を通じてSDGs達成に貢献します。

東芝グループが注力する10ゴール

株式会社 東芝
代表執行役社長 CEO
綱川 智

※1 CPS:実世界(フィジカル)におけるデータを収集し、サイバー世界でデジタル技術などを用いて分析したり、活用しやすい情報や知識とし、それをフィジカル側にフィードバックすることで、付加価値を創造する仕組み。
※2 SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)。国連で2015年に採択された2030年までに達成すべき目標。