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働き方改革とワーク・ライフバランス

東芝グループでは、社会課題を解決し、社会の更なる発展に貢献していくために、2019年4月から働き方改革を推進しています。国際労働機関(ILO)が提唱している「ディーセント・ワーク」の趣旨に合致する柔軟な働き方の推進や業務改革、健康経営の推進によって、長時間労働の是正と付加価値の高い業務遂行につなげ、従業員一人ひとりが安全かつ健康でいきいきと働けるよう取り組んでいます。

働き方改革とワーク・ライフ・バランスにかかわる方針

東芝グループは、「東芝グループ行動基準」において職場環境の整備を第16条に定め、役員・従業員が創造的、効率的に業務を遂行できる環境を整え、多様な働き方によりワーク・ライフ・バランスを実現し、能力を最大限に発揮できるよう支援します。また、国別の労働時間に関するルールを遵守します。

労働時間の削減・勤務時間への配慮

長時間労働の是正と付加価値の高い業務遂行につなげていくために、各事業特性に応じた時間外時間の目標を設定し、段階的に時間外労働を削減しています。更に多様な人材の活用及び働き方改革推進の観点から、時間外労働を前提としない働き方への転換を進めています。

正規従業員に対する労働時間にかかわる主な制度・施策(東芝)

制度/施策 主な内容
柔軟な勤務制度 フレックスタイム制、裁量労働制、在宅勤務制度
正規従業員以外にも一部適用
長期休暇制度 自己啓発、社会貢献活動、私傷病(含不妊症)、育児、介護、看護など、明確な目的意識のもとで従業員が個人別に積み立てた年休(最大20日)を活用できる
PCシャットダウンシステムの導入 指定時刻にPCを自動シャットダウンするシステムの導入
正規従業員以外にも適用
年次有給休暇の取得促進 計画的な年次有給休暇の取得を促進
(2023年度実績:年次有給休暇取得率75.6%)
2020年度から主要グループ会社(東芝テック(株)を除く)の従業員の休暇取得率の報告に変更
勤務時間を「見える化」するシステム
  • 「在社時間表示システム」を導入(2009年度)
  • 「勤務実績配信システム」と「勤務実績状況表示システム」を運用(2010年度開始)
  • 月単位での管理だけではなく、月をまたいだ時間外労働についても可視化できるよう勤怠システムを改修(2021年6月運用開始)
  • 正規従業員以外にも適用
働き方改革に関するその他施策
  • グループ共通施策の実行
    事業特性にかかわらず実行可能な施策について、グループ全体で実行
    例:移動時間の効率化(リモート会議やサテライトオフィス活用)、目標退社時間の設定、メール送信ルールの策定、会議の見直し(時間短縮・資料の事前送付、参加者の厳選)など
  • 正規従業員以外にも適用
制度/施策 主な内容
柔軟な勤務制度 フレックスタイム制、裁量労働制、在宅勤務制度
正規従業員以外にも一部適用
長期休暇制度 自己啓発、社会貢献活動、私傷病(含不妊症)、育児、介護、看護など、明確な目的意識のもとで従業員が個人別に積み立てた年休(最大20日)を活用できる
PCシャットダウンシステムの導入 指定時刻にPCを自動シャットダウンするシステムの導入
正規従業員以外にも適用
年次有給休暇の取得促進 計画的な年次有給休暇の取得を促進
(2023年度実績:年次有給休暇取得率75.6%)
2020年度から主要グループ会社(東芝テック(株)を除く)の従業員の休暇取得率の報告に変更
勤務時間を「見える化」するシステム
  • 「在社時間表示システム」を導入(2009年度)
  • 「勤務実績配信システム」と「勤務実績状況表示システム」を運用(2010年度開始)
  • 月単位での管理だけではなく、月をまたいだ時間外労働についても可視化できるよう勤怠システムを改修(2021年6月運用開始)
  • 正規従業員以外にも適用
働き方改革に関するその他施策
  • グループ共通施策の実行
    事業特性にかかわらず実行可能な施策について、グループ全体で実行
    例:移動時間の効率化(リモート会議やサテライトオフィス活用)、目標退社時間の設定、メール送信ルールの策定、会議の見直し(時間短縮・資料の事前送付、参加者の厳選)など
  • 正規従業員以外にも適用

なお、2023年度の東芝の1人当たり総実労働時間は1,966時間、年間時間外労働時間は299時間です。

活動事例: 勤務時間を「見える化」するシステムの活用


東芝では、働き方の現状を正しく認識するために、各自の在社時間を従業員のパソコン上に表示する「在社時間表示システム」を2009年度に導入。更に、上長と従業員が日常的に労働時間を強く意識する環境づくりを目的に「勤務実績配信システム」と「勤務実績状況表示システム」を2010年度から運用しています。
「勤務実績配信システム」では、勤務実態に関する情報を上長と従業員に電子メールで自動配信します。また「勤務実績状況表示システム」では、2019年4月から施行されている「働き方改革関連法案」をふまえた労働時間に関する実績やアラートで従業員本人と上長に時間外労働時間に対する注意を促すなど、勤務の「見える化」をサポートしています。

新しい働き方への取り組み

新型コロナウイルス感染症拡大以降急速に浸透したリモートワークについては、感染拡大防止の観点から在宅勤務が可能な従業員については在宅勤務を徹底し、会議はオンライン会議を推進してきました。また、在宅勤務の定着と生産性向上を目的として、リモートワークにおけるコミュニケーションのあり方や工夫に関する動画の配信やオンラインでのITスキルアップ教育を展開しています。新型コロナウイルス感染症の収束後については、出社とリモートワークを組み合わせて勤務する「ハイブリッド勤務」を志向し、在宅勤務や出張中のサテライトオフィスの利用による移動時間の有効活用によって、自身の健康づくりのための時間、家族と過ごす時間の創出、育児・介護への参加、そして自身の学び直しのための時間などにあてていくなど、仕事以外の有意義な時間を創出し、更なるワーク・ライフ・バランスの実現をめざします。

制度/施策 主な内容
ハイブリッド勤務 各職場の生産性の確保を前提とし、各従業員の働く場所のフレキシビリティを高める働き方をめざします。
具体的には、組織目標を確実に達成することを念頭に、各職場のメンバーとも連携しながら、自らの業務内容や当日の個人の育児・介護等の予定をふまえ、働く場所について、出社かリモートワークを各個人が選択します。
遠距離勤務(トライアル) 業務内容を勘案のうえ、出社を行わずすべてリモートワークにて業務を行うことが可能な場合、「配偶者転勤や介護による離職の防止」、「人材配置の柔軟性拡大」、及び「多様な人材の活用・採用」等を目的として、本制度を適用し、従業員の居住地選択の柔軟性を高めます。
制度/施策 主な内容
ハイブリッド勤務 各職場の生産性の確保を前提とし、各従業員の働く場所のフレキシビリティを高める働き方をめざします。
具体的には、組織目標を確実に達成することを念頭に、各職場のメンバーとも連携しながら、自らの業務内容や当日の個人の育児・介護等の予定をふまえ、働く場所について、出社かリモートワークを各個人が選択します。
遠距離勤務(トライアル) 業務内容を勘案のうえ、出社を行わずすべてリモートワークにて業務を行うことが可能な場合、「配偶者転勤や介護による離職の防止」、「人材配置の柔軟性拡大」、及び「多様な人材の活用・採用」等を目的として、本制度を適用し、従業員の居住地選択の柔軟性を高めます。
  • 東芝及び主要グループ会社(東芝エネルギーシステムズ(株)、東芝インフラシステムズ(株)、東芝デバイス&ストレージ(株)、東芝デジタルソリューションズ(株))にてトライアル中です。

労務問題の再発防止に向けた取り組み

東芝グループでは、働く従業員の安全と健康の確保に向け施策を講じてきましたが、2019年度に労務問題が発生したことを真摯に受け止め、以下のとおり再発防止策を講じました。
具体的には、安全健康に関するトップメッセージを繰り返し発信するとともに、働きすぎ防止、職場内でのコミュニケーション活性化などの施策に加え、従業員個人のセルフケア向上施策にも取り組み、従業員の心身の健康維持増進を徹底させる施策を実施しました。
引き続き、「東芝グループ安全健康基本方針及び東芝グループ安全健康経営宣言」に基づき、労務問題の再発防止を経営の最優先課題とし、非正規従業員を含む東芝グループの従業員が安心して働ける環境づくりに全力で取り組んでまいります。

仕事と育児・介護の両立支援

東芝グループでは、1990年代から仕事と家庭の両立支援に取り組んでいます。2005年からは「次世代育成支援対策推進法」に基づいた諸施策を実行し、法定水準を上回る制度を整備し、更に拡充と柔軟化を進めています。
2014年度に「時間単位年休制度」を見直し、1時間を超えて取得する場合に従来の1時間単位ではなく15分単位で取得できるようにしました。
なお、2022年4月及び10月の「育児・介護休業法」の改正をふまえ、2022年4月から育児休職取得促進のための本人への取得意向確認や相談窓口設置などの環境整備を実施し、2022年10月には育児休職制度の分割取得回数の見直しや、出生時育児休職の創設を行いました。

正規従業員に対する仕事と育児・介護の両立を支援する主な制度(東芝)

出産・育児
制度 東芝制度 法定
育児休職制度 期間 子の満3歳到達の月末まで 一定の要件を満たす場合を除き、満1歳まで
回数 子の年齢に応じ、分割して最大5回取得可能 分割して2回取得可能
出生時育児休職制度 期間 子の出生後8週間以内に4週間まで 同左
回数 分割して2回取得可能 同左
ライフサポート休暇制度 配偶者の出産予定日前6週間から産後8週間以内に継続または分割して5日間の有給休暇(100%)の取得が可能
短時間勤務制度 対象 小学校修了前の子を養育する者 3歳未満の子を養育する者
その他 (1)申請回数に制限なし
(2)フレックスタイム制との併用可
(3)15分単位で設定可
時間単位年休制度 取得時間は、1時間単位とする。ただし、1時間を超えて取得する場合は、15分単位で取得可
出産・育児
制度 東芝制度 法定
育児休職制度 期間 子の満3歳到達の月末まで 一定の要件を満たす場合を除き、満1歳まで
回数 子の年齢に応じ、分割して最大5回取得可能 分割して2回取得可能
出生時育児休職制度 期間 子の出生後8週間以内に4週間まで 同左
回数 分割して2回取得可能 同左
ライフサポート休暇制度 配偶者の出産予定日前6週間から産後8週間以内に継続または分割して5日間の有給休暇(100%)の取得が可能
短時間勤務制度 対象 小学校修了前の子を養育する者 3歳未満の子を養育する者
その他 (1)申請回数に制限なし
(2)フレックスタイム制との併用可
(3)15分単位で設定可
時間単位年休制度 取得時間は、1時間単位とする。ただし、1時間を超えて取得する場合は、15分単位で取得可
介護
制度 東芝制度 法定
介護休職制度 被介護者1人につき、通算して365日まで分割して取得可 被介護者1人につき、通算して93日まで
短時間勤務制度 介護休職期間とは別に被介護者1人につき介護事由が消滅するまで取得可
(うち1年は短日勤務取得可)
時間単位年休制度 取得時間は、1時間単位とする。ただし、1時間を超えて取得する場合は、15分単位で取得可
介護
制度 東芝制度 法定
介護休職制度 被介護者1人につき、通算して365日まで分割して取得可 被介護者1人につき、通算して93日まで
短時間勤務制度 介護休職期間とは別に被介護者1人につき介護事由が消滅するまで取得可
(うち1年は短日勤務取得可)
時間単位年休制度 取得時間は、1時間単位とする。ただし、1時間を超えて取得する場合は、15分単位で取得可
職場復帰
制度 東芝制度
費用補助 次世代育成手当 対象となる子ごとに支給
他社に勤める配偶者が扶養している子も支給対象
選択型福祉制度「Teatime」 育児・介護関係のメニューは、通常の1.2~1.5倍のポイント単価で利用可
仕事と育児・介護の両立支援プログラム 休職前及び復職後に本人、上長、人事担当者が、休職中の取り扱いや今後のキャリアについて話し合う機会を設け、休業・休職前後の社員が抱える不安を軽減
再雇用の仕組み
(キャリアリターン制度)
以下の事由で退職せざるを得ない者を再雇用できる仕組みを整備
(1)配偶者転勤に同伴するための退職(5年以内)
(2)被介護者を介護するための退職(5年以内)
(3)出産、育児・養育のための退職(5年以内)
職場復帰
制度 東芝制度
費用補助 次世代育成手当 対象となる子ごとに支給
他社に勤める配偶者が扶養している子も支給対象
選択型福祉制度「Teatime」 育児・介護関係のメニューは、通常の1.2~1.5倍のポイント単価で利用可
仕事と育児・介護の両立支援プログラム 休職前及び復職後に本人、上長、人事担当者が、休職中の取り扱いや今後のキャリアについて話し合う機会を設け、休業・休職前後の社員が抱える不安を軽減
再雇用の仕組み
(キャリアリターン制度)
以下の事由で退職せざるを得ない者を再雇用できる仕組みを整備
(1)配偶者転勤に同伴するための退職(5年以内)
(2)被介護者を介護するための退職(5年以内)
(3)出産、育児・養育のための退職(5年以内)
  • 配偶者出産、結婚、忌引の際取得可(2022年度に子の学校行事、不妊治療の事由を追加)

仕事と育児・介護の両立を支援する主な制度の利用実績(東芝及び主要グループ会社※1

(人)
制度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度※2
育児休職制度 男性: 72
女性:299
男性: 94
女性:289
男性: 152
女性:274
男性: 144
女性:96
ライフサポート休暇制度
(配偶者出産休暇)
男性:210 男性:150 男性:156 男性:126
介護休職制度 男性:  9
女性:  2
男性:  5
女性:  5
男性:  10
女性:  5
男性:  6
女性:  4
短時間勤務制度 男性: 11
女性:416
男性: 15
女性:384
男性: 15
女性:364
男性: 15
女性:336
(人)
制度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度※2
育児休職制度 男性: 72
女性:299
男性: 94
女性:289
男性: 152
女性:274
男性: 144
女性:96
ライフサポート休暇制度
(配偶者出産休暇)
男性:210 男性:150 男性:156 男性:126
介護休職制度 男性:  9
女性:  2
男性:  5
女性:  5
男性:  10
女性:  5
男性:  6
女性:  4
短時間勤務制度 男性: 11
女性:416
男性: 15
女性:384
男性: 15
女性:364
男性: 15
女性:336
  • 東芝及び東芝エネルギーシステムズ(株)、東芝インフラシステムズ(株)、東芝デバイス&ストレージ(株)、東芝デジタルソリューションズ(株)の数値
  • 育児休職制度と介護休職制度について、2023年度からは新規取得者のみをカウント(前年以前からの継続者は除く)

意識啓発

働き方改革の意識浸透と実践に向けて、研修や冊子配付など、さまざまな啓発策を講じています。

働き方改革や多様な働き方に関する主な意識啓発施策

制度/施策 対象 主な内容
タイムマネジメント研修 国内東芝グループ正規従業員 節目研修のなかで、多様な働き方(ワーク・ライフ・バランス)、効率的な仕事の仕方、部下のタイムマネジメントなどについて学習
介護セミナー 国内東芝グループ従業員 介護セミナー(2023年度:41事業場で開催)
がん治療セミナー 国内東芝グループ従業員 がん治療セミナー(2023年度:46事業場で開催)
制度/施策 対象 主な内容
タイムマネジメント研修 国内東芝グループ正規従業員 節目研修のなかで、多様な働き方(ワーク・ライフ・バランス)、効率的な仕事の仕方、部下のタイムマネジメントなどについて学習
介護セミナー 国内東芝グループ従業員 介護セミナー(2023年度:41事業場で開催)
がん治療セミナー 国内東芝グループ従業員 がん治療セミナー(2023年度:46事業場で開催)

両立支援制度に関する情報提供ツール

名称 主な内容
「ひとめでわかる!介護の手続き」
(2010年度~)
介護にかかわる制度やその手続きを解説したハンドブック(社内ウェブサイト上に公開)
「ひとめでわかる!子育て手続き」
(2008年度~)
妊娠から職場復帰までの両立支援制度やその手続きを解説したハンドブック(対象者に配付)
名称 主な内容
「ひとめでわかる!介護の手続き」
(2010年度~)
介護にかかわる制度やその手続きを解説したハンドブック(社内ウェブサイト上に公開)
「ひとめでわかる!子育て手続き」
(2008年度~)
妊娠から職場復帰までの両立支援制度やその手続きを解説したハンドブック(対象者に配付)

社内ウェブサイトでの情報提供

国内の東芝グループ従業員向けに解説している社内ウェブサイトでは、介護が必要になった時、又は介護について考えようと思った時や、病気治療と仕事の両立が必要になった時、それらについて考えようと思った時に参考となる外部の情報サイトを紹介し、従業員が必要な情報を入手できるようにしています。

名称 主な内容
こころとからだの相談 介護についての疑問や不安をおもちの方へ、無料電話相談のご案内
外部サイトの紹介 厚生労働省ウェブサイト: 介護事業所・生活関連情報検索
東芝健康保険組合ウェブサイト: 介護保険の仕組み
名称 主な内容
こころとからだの相談 介護についての疑問や不安をおもちの方へ、無料電話相談のご案内
外部サイトの紹介 厚生労働省ウェブサイト: 介護事業所・生活関連情報検索
東芝健康保険組合ウェブサイト: 介護保険の仕組み

活動事例: 介護セミナー・がん治療セミナーの開催


家族形態の変化や共働き世帯の増加などにより、仕事をしながら家族を介護する従業員の比率が増えることが見込まれます。東芝では2012年度に「介護実態調査」を実施し、その結果、介護に関する情報提供のニーズが高いことが判明しました。そこで、国内東芝グループ従業員を対象に、2015年度から「介護セミナー」を事業場単位で展開し、2023年度までの9年間でのべ241回開催しています。また、2020年度からはがん治療と仕事の両立を支援する「がん治療セミナー」も始め、ライブ配信形式へと移行し、2023年度は計6回開催(46事業場が参加)しました。

東芝スマートコミュニティセンターでの
介護セミナー

福利厚生

企業年金制度:国内東芝グループでは正規従業員を対象に、老後の生活のために厚生年金保険の老齢厚生年金に加え、東芝企業年金制度(確定給付企業年金)及び確定拠出年金を導入しています。加入規模は、東芝企業年金制度(確定給付企業年金)では74事業所、約59,000人が加入、確定拠出年金については67事業所、約60,000人が加入しています。

健康保険組合:国内東芝グループでは「東芝健康保険組合」をもち、143事業主、約169,000人(退職者・被扶養者を含む)が加入しています。グループ従業員やその家族の病気・けが・出産などの際の医療費の負担や給付金の支給とともに、グループ従業員の病気予防や健康・体力づくりに努めています。

選択型福祉制度「Teatime」:東芝及び主要グループ会社を中心に正規従業員を対象に、多彩なメニューから自らのニーズに合わせて自由にメニューを選択することができ、選択したメニューに対し会社から補助を受けられる選択型福祉制度(いわゆるカフェテリアプラン)「Teatime」を設けており、グループ内で32社(対象約45,805人)に導入しています。メニューのなかには、自己啓発費用補助や健康支援費用補助に加えて、保育所費用補助、育児・教育費用補助、介護費用補助など育児や介護に関連するものなども用意しており、従業員の多様なニーズに対して幅広くサポートしています。

その他福利厚生:国内東芝グループ向けの医療・傷害保険、生命保険として、グループのスケールメリットを活かした割安な保険料で充実した保障を受けられる「東芝保険制度」を用意し、グループ従業員に安心を提供しています。更に、自立した財産形成を支援する仕組みとして、住宅取得や老後資金を積み立てる「財形貯蓄制度」や、老後資金を支援する「東芝グループ積立年金」など、グループ従業員の経済的な自立を促す仕組みを用意しています。

従業員向け育児休暇取得推進のための相談窓口

2022年の「育児・介護休業法」の改正にともない、2022年4月から主要グループ会社では、育児休暇取得に関する「相談窓口」を設け、相談員を配置しています。
上記以外の従業員向け通報・相談窓口である「東芝相談ホットライン」、及び「監査役ホットライン」については「リスクマネジメント・コンプライアンス」にある「通報・相談・救済のための窓口」に、「ハラスメント相談窓口」については「人権の尊重」にある「通報・相談・救済のための窓口」に記載しています。