東芝グループの事業活動は、水リスクの高い地域に立地する事業所や、製造時に多くの水や化学物質を使用・排出する事業所を有するなど、自然資本の存在と深く関係しあっていることから、私たちは「生態系への配慮」をマテリアリティの一項目として掲げ、「環境未来ビジョン2050」のもと、ネイチャーポジティブ※1に寄与する活動を展開し、自然と人間が調和して暮らし、生態系からの恵みを享受し続けられる社会の構築に貢献したいと考えています。
※1 生物多様性の損失を食い止め、反転させ、自然を回復軌道に乗せること。
ガバナンス
東芝グループは環境経営推進体制を構築し、「生態系への配慮」に向けた取り組みをグループ全体で推進しています。生物多様性の保全や水・化学物質の適正管理に関する環境アクションプランの各項目及び重点施策については、東芝グループ地球環境会議で策定及び進捗確認を行い、その内容をサステナビリティ戦略委員会に報告しています。ここでの報告事項のうち、経営に深くかかわる重要事項については、サステナビリティ担当役員及び環境担当役員から取締役会に報告しています。
戦略
東芝グループは、保有する製品・技術やソリューションの提供により、世界各地の生態系保全に貢献していくことをめざします。また、長年にわたり環境アクションプランのなかで進めてきた生物多様性の保全並びに水・化学物質の適正管理を、今後も全社共通活動として推進していきます。
更に、「ダブル・マテリアリティ」の観点で「自然が事業活動に与える影響」及び「事業活動が自然に与える影響」の両面を評価していくために、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)から発行された最終提言を参照し、2024年度からLEAPアプローチ※2に基づく事業活動による自然への依存と影響の評価、将来的に発生する可能性がある自然に関するリスクと機会の特定、対応策の検討を進めています。
※2 TNFDが推奨するLocate(発見する)、Evaluate(診断する)、Assess(評価する)、Prepare(準備する)の4つのステップであり、自然との接点、自然との依存関係、インパクト、リスク、機会など、自然関連課題の評価のための統合的なアプローチ。
(1)自然資本への依存と影響の評価 (Evaluate)
<Step1:スコーピング>
東芝グループの事業領域のうち、以下の領域における国内外の生産拠点(直接操業)約60拠点を主な対象としました。
-エネルギーソリューション
-デジタルインフラソリューション
-デバイス&テクノロジー
-リテール&プリンティングソリューション
<Step2:評価/ヒートマップ作成>
各生産拠点の事業内容における依存と影響を明らかにするため、TNFDのフレームワークで使用が推奨され、事業活動が生態系に及ぼす影響の有無とその大きさを分析するENCORE※3ツールを用いてスコアリングを実施し、表1及び表2に示すヒートマップを作成しました。
なお、評価にあたっては、各生産拠点の所有事業を国際標準産業分類(ISIC)に基づく分類に振り分け、自然との依存・影響関係を3段階(高・中・低)で評価し、一部結果においては、各事業の活動実態を基に東芝グループ内における相対的な評価を行い、補正を加えています。
※3 自然関連リスクへのエクスポージャー(曝露)を調査し、自然への依存と影響を理解するために役立つツール。評価にあたっては、2024年7月に更新された最新のデータベースを使用。ENCORE(UN Environment Programme (UNEP))
「依存」に関するヒートマップ(表1)
「影響」に関するヒートマップ(表2)
本結果により、当社グループの生産拠点において、水供給などの「供給サービス」や、自然の浄化作用(固体廃棄物や大気など)及び降雨パターンの調整などの「調整サービス」に「依存」していること、そして、工場での取水や温室効果ガス(GHG)・非GHG大気汚染物質の排出、土壌・水質の汚染、廃棄物の発生、騒音など自然の状態に「影響」を及ぼす可能性があることを再認識しました。
(2)優先拠点の抽出 (Locate)
続いて(1)の評価で識別した「依存」や「影響」の度合いが大きい項目に対して、関連するツール・指標を用いて活動場所(拠点住所)の評価を行い、事業規模や関連する環境データをふまえた優先拠点の抽出を行いました。なお評価にあたっては、活動場所の自然状態や生物多様性の状態を示す共通指標(IBAT※4、Biodiversity Risk Filter※5)と、各項目の個別指標(Aqueduct※6、Biodiversity Risk Filter、Water Risk Filter※7)をそれぞれ評価し、両評価における最大値を用いています。
本結果により抽出した、自然への「依存」及び自然に及ぼす「影響」に関して、東芝グループ内で優先的に考慮すべき項目と拠点数は以下のとおりです。
| 項目 | 優先的に考慮すべき拠点(優先拠点)の数 | 優先拠点が立地する国 |
|---|---|---|
| 水供給 | 2拠点 | 日本 |
| 固体廃棄物の浄化※9 | 3拠点 | 日本、タイ |
| 大気と生態系による希釈※10 | 1拠点 | 日本 |
| 降雨パターンの調整※11 | 1拠点 | 日本 |
| 項目 | 優先的に考慮すべき拠点(優先拠点)の数 | 優先拠点が立地する国 |
|---|---|---|
| 水供給 | 2拠点 | 日本 |
| 固体廃棄物の浄化※9 | 3拠点 | 日本、タイ |
| 大気と生態系による希釈※10 | 1拠点 | 日本 |
| 降雨パターンの調整※11 | 1拠点 | 日本 |
| 項目 | 優先的に考慮すべき拠点(優先拠点)の数 | 優先拠点が立地する国 |
|---|---|---|
| 水資源の利用 | 4拠点 | 日本、タイ |
| 非GHG大気汚染物質の排出 | 3拠点 | 日本、アメリカ、中国 |
| 土壌汚染物質及び水質汚染物質の排出 | 13拠点 | 日本、アメリカ、中国、インド、ベトナム |
| 固形廃棄物の発生と排出 | 2拠点 | 日本 |
| 項目 | 優先的に考慮すべき拠点(優先拠点)の数 | 優先拠点が立地する国 |
|---|---|---|
| 水資源の利用 | 4拠点 | 日本、タイ |
| 非GHG大気汚染物質の排出 | 3拠点 | 日本、アメリカ、中国 |
| 土壌汚染物質及び水質汚染物質の排出 | 13拠点 | 日本、アメリカ、中国、インド、ベトナム |
| 固形廃棄物の発生と排出 | 2拠点 | 日本 |
なお、上記の結果は将来起こりうるリスクに対して優先的に考慮すべき拠点を抽出したものであり、現在リスクが発生している拠点を示すものではありません。
※4 地域ごとの生物多様性や重要生息地に関する具体的情報を提供するツール。Integrated Biodiversity Assessment Tool (IBAT)(外部サイト)
※5 地域ごとの生物多様性リスクを特定・評価するツール。WWF Biodiversity Risk Filter(外部サイト)
※6 グローバルな流域水リスクを特定・評価するツール。World Resources Institute(外部サイト)
※7 グローバルな流域水リスクに加えて操業上の水リスクを特定・評価するツール。WWF Water Risk Filter(外部サイト)
※8 2024年度時点の評価結果。
※9 微生物、植物、藻類などの生物が汚染物質を分解・低減・無害化することで環境汚染を浄化する自然の作用のこと。
※10 事業活動により発生するガス、液体、固形廃棄物が、水(淡水・塩水)と大気によって希釈される作用のこと。
※11 亜大陸スケールでの蒸発散を通じて降雨パターンを維持する植生、特に森林の作用のこと。
(3)自然資本関連のリスク及び機会 (Assess)
東芝グループでは、(1)の「Evaluate」で識別した「大気汚染物質の排出」と「土壌汚染物質及び水質汚染物質の排出」への対応として、土壌・地下水などの汚染の浄化や、大気・水域の汚染の未然防止・リスク低減に向けた活動をグループ全体で推進しています。また「固体廃棄物の発生と排出」についても、グループ全体で「発生抑制」及び「再使用」を推進し、投入資源の最小化を図っています。
今回は、(2)の「Locate」で抽出した拠点の中から対象拠点を選定し、自然資本に関するリスク・機会の詳細評価を行いました。
具体的には、「Evaluate」で「依存」・「影響」が相対的に大きいと評価された「水供給」・「水資源」に関する項目を中心に、半導体事業の国内生産拠点2拠点(拠点A及び拠点B)に対して、拠点周辺の机上調査や実地ヒアリングを通じた詳細なリスク及び機会の評価(シナリオ分析)を実施しました。
なお対象拠点は、TNFDフレームワーク(v1.0)に加え、2026年に発行されたテクノロジー・セクターガイダンス※12などの最新動向を参照し、生産規模及び生産工程をふまえて選定しました。
※12 「Draft sector guidance Technology and communications(2026年1月)」、「Nature related issues in the technology sector(2026年2月)」
●シナリオの設定
シナリオ分析においては、2026年時点の状況(以下、現状シナリオ)に加え、今後変化し得る世界を想定するため、2つの重要な不確実性である 「生態系サービスの低下(物理リスクとの関連性が強い)」 及び 「市場と非市場の原動力の一致(移行リスクとの関連性が強い)」 の組み合わせに基づき、 4象限のシナリオを検討するアプローチを採用しました。本分析では、4象限のうち、以下2つのシナリオを選定しています。
シナリオⅠ:生態系の劣化が閾値を超え、甚大な物理的被害が同時多発的に発生する世界(図1の右上)
シナリオⅡ:全世界が「ネイチャーポジティブ」に向けて足並みを揃えて動く世界(図1の左上)
4つのシナリオと、分析に用いた2つのシナリオ(図1)
●分析方法
リスクと機会の分析は、「発生可能性もしくは機会の実現状況」 と 「影響の大きさ」 の 2軸で行いました。影響の大きさについては、いずれのリスクと機会においても共通の評価方法として、拠点の生産高に対する財務影響額の割合に基づき評価しています。表3及び表4に、リスク及び機会の評価に用いた各項目を示します。
| No. | リスク分類 | 依存・影響分類 | リスク項目 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 物理 | 急性 | 依存 | 水供給 | 淡水供給サービスの衰退による急性的な水不足の増加が及ぼす事業影響 |
| 2 | 慢性 | 依存 | 水供給 | 淡水供給サービスの衰退による慢性的な水不足が及ぼす事業影響 | |
| 3 | 移行 | 政策 | 影響 | 水資源 | 水資源に関する規制強化に伴う生産拡大の機会損失・生産量の減少 |
| 4 | 市場 | 影響 | 水資源 | 水資源に関する影響低減のための対策に伴うコスト増加 | |
| 5 | 影響 | 水資源 | 水道料金の上昇による取水コストの増加 | ||
| 6 | 依存 | 水供給 | 水資源確保のための設備投資や代替水源確保に伴うコスト増加 | ||
| 7 | 評判 | 影響 | 共通 | 環境負荷低減のための新技術導入によるコスト増加 | |
| 8 | 影響 | 共通 | 環境団体や報道機関からの批判による売上の減少 | ||
| 9 | 影響 | 共通 | 地域住民の環境意識の高まりにより、製品生産時に大きな環境負荷をかけている ことによる地域住民からの批判 |
||
| 10 | 責任 | 影響 | 共通 | 環境関連の法令やコンプライアンス違反による罰則・罰金 | |
| No. | リスク分類 | 依存・影響分類 | リスク項目 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 物理 | 急性 | 依存 | 水供給 | 淡水供給サービスの衰退による急性的な水不足の増加が及ぼす事業影響 |
| 2 | 慢性 | 依存 | 水供給 | 淡水供給サービスの衰退による慢性的な水不足が及ぼす事業影響 | |
| 3 | 移行 | 政策 | 影響 | 水資源 | 水資源に関する規制強化に伴う生産拡大の機会損失・生産量の減少 |
| 4 | 市場 | 影響 | 水資源 | 水資源に関する影響低減のための対策に伴うコスト増加 | |
| 5 | 影響 | 水資源 | 水道料金の上昇による取水コストの増加 | ||
| 6 | 依存 | 水供給 | 水資源確保のための設備投資や代替水源確保に伴うコスト増加 | ||
| 7 | 評判 | 影響 | 共通 | 環境負荷低減のための新技術導入によるコスト増加 | |
| 8 | 影響 | 共通 | 環境団体や報道機関からの批判による売上の減少 | ||
| 9 | 影響 | 共通 | 地域住民の環境意識の高まりにより、製品生産時に大きな環境負荷をかけている ことによる地域住民からの批判 |
||
| 10 | 責任 | 影響 | 共通 | 環境関連の法令やコンプライアンス違反による罰則・罰金 | |
| No. | 機会分類 | 依存・影響分類 | 機会項目 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 市場 | 影響 | 水資源 | 水道料金の高騰に対する影響回避・低減 |
| 2 | 市場 | 依存・影響 | 共通 | 新たな市場参入もしくは既存市場における売上増加 |
| 3 | 製品とサービス | 影響 | 共通 | 顧客からの環境配慮型製品の需要増加による売上増加 |
| 4 | 評判 | 影響 | 共通 | 環境団体や報道機関によるポジティブな情報発信に伴うブランド価値向上 |
| 5 | 評判 | 影響 | 共通 | 地域との良好な関係構築による、事業活動への影響の回避・低減 |
| 6 | 政策 | 影響 | 共通 | 水資源に関する規制強化に対する影響回避・低減 |
| 7 | 自然資源の 持続可能な利用 |
依存・影響 | 水資源・ 水質 |
安定的な水の供給に資する設備投資による事業継続性の向上及び事業活動への影響の回避・低減 |
| 8 | 自然資源の 持続可能な利用 |
依存・影響 | 水資源・ 水質 |
水資源の持続可能性への貢献 |
| 9 | 生態系の保護・ 回復・再生 |
依存 | 文化的 サービス |
社員への環境教育による自然リスクに対するリテラシーの向上 |
| No. | 機会分類 | 依存・影響分類 | 機会項目 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 市場 | 影響 | 水資源 | 水道料金の高騰に対する影響回避・低減 |
| 2 | 市場 | 依存・影響 | 共通 | 新たな市場参入もしくは既存市場における売上増加 |
| 3 | 製品とサービス | 影響 | 共通 | 顧客からの環境配慮型製品の需要増加による売上増加 |
| 4 | 評判 | 影響 | 共通 | 環境団体や報道機関によるポジティブな情報発信に伴うブランド価値向上 |
| 5 | 評判 | 影響 | 共通 | 地域との良好な関係構築による、事業活動への影響の回避・低減 |
| 6 | 政策 | 影響 | 共通 | 水資源に関する規制強化に対する影響回避・低減 |
| 7 | 自然資源の 持続可能な利用 |
依存・影響 | 水資源・ 水質 |
安定的な水の供給に資する設備投資による事業継続性の向上及び事業活動への影響の回避・低減 |
| 8 | 自然資源の 持続可能な利用 |
依存・影響 | 水資源・ 水質 |
水資源の持続可能性への貢献 |
| 9 | 生態系の保護・ 回復・再生 |
依存 | 文化的 サービス |
社員への環境教育による自然リスクに対するリテラシーの向上 |
●分析結果
図2に、現状シナリオにおける各製造拠点のリスク及び機会の重要度評価の結果を示します。
リスクについては、拠点A・Bともに、渇水の慢性物理リスク(No.2)と水資源不足関連の移行リスク(No.3、4、6)が重要度の高い項目(Priority1)として抽出されています。また、機会については、半導体ビジネスにおける売上増加(No.2、3)に加え、拠点活動においても、規制強化による影響の回避・低減や、安定的な水供給に資する設備投資による事業継続性の向上(No.6、7)、水資源の持続可能性への貢献(No.8)がPriority1として抽出されています。
次に、2つの想定シナリオにおける評価結果を含めたリスク及び機会の評価結果を下表に示します。
各シナリオのリスクに関する評価結果(表5)
各シナリオの機会に関する評価結果(表6)
リスクについては表5に示すように、シナリオⅠ・Ⅱの世界において、取水コスト増加に関する移行リスク(No.5)と、罰則・罰金に関するリスク(No.10)が、新たにPriority1として抽出される結果となりました。また、機会については表6に示すように、シナリオⅠ・Ⅱの世界において、水資源に関する取り組みがブランド価値向上(No.4)に結びつきやすくなるほか、シナリオⅠの世界では、教育を通じて従業員の自然リスクに対するリテラシーの向上(No.9)につながる可能性が示されました。
(4)リスク・機会に対する対応策の準備 (Prepare)
(3)の評価でPriority1に抽出された水資源に関わるリスクについては、半導体事業において以前から認識しており、今回の検討で今後の事業継続上重要なリスクであることが改めて示されました。これらのリスクに対して、各拠点ではすでに工業用水や井戸水の使用量を抑制しつつ、水の回収や再使用、厳格な排水管理などを行い、水資源の保全に努めています。これらの水資源の保全に関する活動は、対外的にも高く評価されており、内閣官房水循環政策本部による「水循環ACTIVE企業(『水量水質カテゴリー』)」の認証も取得しています。
今後は更なるリスクの高まりに応じて、取水量及び水利用効率の継続的なモニタリング、水回収・再使用の拡大、給水制限を想定した事業継続計画の実効性向上など工場内の取り組みを進めるとともに、行政や地域関係者とも連携を進め、安定的な水供給の確保と地域の水資源保全の両立を図ります。更に、ランドスケープアプローチ※13の考えに基づき、流域における自然に基づく解決策(湿地の造成・再生・保全など)についても、地域特性や実現可能性を踏まえて検討していきます。
また、今回の検討を進めるにあたっては、本社、事業部、及び拠点の担当者が密接に連携し、対話と協議を重ねました。この連携により、机上調査にとどまらない現場の操業の実態や地域特性に即した精度の高いリスク・機会評価が可能となっただけでなく、本分析を通じて、自然関連課題に関する社内の共通認識が深まり、今後のリスク管理及び対応策の検討基盤が強化されました。今後は、グループ内で活動の横展開を図っていきます。
※13 一定の地域や空間において、土地利用や空間計画を基盤にしながら、自然環境の保全と文化的・経済的活動を総合的に取り扱い、課題解決を目指す手法。
リスク管理
水や生物多様性などの生態系に関連したリスクも含め、経営に大きな影響を及ぼすビジネスリスクについては、事業遂行上の経営判断において、東芝グループの持続的成長と企業価値向上を目的とした経営判断基準、許容できるリスク範囲、事業撤退の考え方を明確化し、「ビジネスリスク検討会」において案件ごとにリスクチェックの実施、最大リスクの確認、モニタリング項目の設定を行ったうえで、経営会議で審議する仕組みとしています。
また、東芝グループの生産拠点は操業に水資源を利用しているため、水不足などの水リスクへの対応も重要課題の一つと考えています。そのため、事業継続性(BCP)の観点から、国内外の全生産拠点を対象とした評価・分析を行い、その結果を拠点のリスク低減計画に反映するなど、管理の強化に努めています。
指標と目標
「東芝グループ環境アクションプラン」では、「水受入量原単位改善率」、「化学物質総排出量原単位改善率」、「生物多様性保全活動で注力すべき「7つのGBFターゲット」への貢献拡大」をグループ全体の指標として定め、年度別の目標値を設定して進捗を管理しています。
「環境アクションプラン」で設定している目標のうち、「事業所・工場における水受入量原単位改善率」と「生物多様性保全活動で注力すべき「7つのGBFターゲット」への貢献拡大」については、東芝グループの「経営基盤マテリアリティ」に紐づくKPIにも含まれています。

