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ベカルトと東芝、グリーン水素製造を促進するPEM水電解装置用MEA技術に関するパートナーシップ契約を締結

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東芝エネルギーシステムズ(株)

東芝エネルギーシステムズ(株)とベカルト社は、戦略的協業契約及び固体高分子形水電解装置(以下、PEM電解装置)の主要部品である膜電極接合体(MEA)の製造技術ライセンス契約を含むグローバルパートナーシップを締結することで合意しました。
PEM電解装置は、電気を利用して水を酸素と水素に分解します。電力が再生可能エネルギー源の場合、温室効果ガスを排出することなく水素を製造することが可能です。本電解装置の触媒には、最も希少な金属の一つであるイリジウムが使用されています。そのため、イリジウム含有量を削減するソリューションは、これらの技術を大規模に採用するための重要なブレイクスルーとなります。
今回の契約締結により、PEM電解装置用MEAの主要部品であるチタン不織布(PTL)におけるベカルト社の優れた専門知識と、東芝グループの革新的な省イリジウム技術が組み合わされ、PEM電解装置の製造におけるイリジウム使用量の90%削減が可能となります。このイリジウム削減により、MEAの安定供給が可能となり、グリーン水素製造の拡大に貢献します。

東芝のMEAのイメージ画像