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東芝環境ソリューション(株)
海洋プラスチックごみ問題や気候変動への対応を契機に、プラスチック資源循環の重要性が高まっています。2022年4月には「プラスチック資源循環法」が施行され、プラスチック使用製品のライフサイクル全般で資源循環を促進されています。さらに2024年5月には「資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律」が公布され、再資源化事業の高度化と資源循環産業の発展を促進されています。
「資源を過剰に消費せず、有用なものは繰り返し利用できる社会システムを備える真の資源循環型社会」の実現を目指す当社は2019年からプラスチック選別システムを運用し(図1)、廃家電製品の再資源化率を87%に向上しました。本設備は、素材別に自動選別を行い、無色透明または単一色の規制対象外に相当する品質にまで高度選別を実施することで(図2)、廃棄していたミックスプラスチックが、再生利用可能となりました。今後も当社は、資源循環の促進に貢献していきます。
図1 プラスチック選別システム
図2 家電由来のプラスチックの規制対象外の判断例
(環境省「プラスチックの輸出に係るバーゼル法該非判断基準 (PDF形式)」より)