ナビゲーションをスキップする

国内半導体製造拠点にオンサイトPPAモデルを導入

  • 環境
  • 気候変動
  • 拠点の取り組み

(株)ジャパンセミコンダクター 大分事業所/岩手事業所、加賀東芝エレクトロニクス(株)、東芝デバイス&ストレージ(株)姫路半導体工場

東芝デバイス&ストレージグループではカーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、全製造拠点の事業活動に伴って発生する温室効果ガス(GHG)排出量を2030年度までに100%削減することを目指し※1、再生可能エネルギー由来の電力の活用を進めています。その一環として、太陽光発電設備を設置したオンサイトPPA※2モデルを、同グループの国内半導体製造拠点である(株)ジャパンセミコンダクター大分事業所/岩手事業所、加賀東芝エレクトロニクス(株)、姫路半導体工場に導入しています。
 

  • (株)ジャパンセミコンダクター 大分事業所/岩手事業所
    (株)ジャパンセミコンダクター大分事業所/岩手事業所では、太陽光発電設備を設置したオンサイトPPAモデルを導入しました。大分事業所では2024年4月、東芝デバイス&ストレージグループの半導体製造拠点敷地内に設置する太陽光発電設備としては最大規模を導入しました。同年度の発電電力量は678万 kWh/年となり、すべて同事業所内で消費しています。これによる同年度のGHG削減効果は2,759 t/年※3となりました。一方、岩手事業所では2025年2月から一部の製造棟屋上の工事に着手し、同年5月に設置が完了し運転を開始しています。発電電力量は75.9万 kWh/年を見込んでおり、同棟ですべて消費します。これによるGHG削減効果は約303 t/年※3を見込んでいます。

  • 加賀東芝エレクトロニクス(株)
    加賀東芝エレクトロニクス(株)は300mmウエハー対応パワー半導体新製造棟において生産を始めていますが、2024年7月に同製造棟屋上に太陽光発電設備を設置したオンサイトPPAモデルを導入しました。 同年度の発電電力量は68万 kWh/年となり、同棟の照明や空調などで消費しています。これによる同年度のGHG削減効果は327 t/年※3となりました。

  • 東芝デバイス&ストレージ(株)姫路半導体工場
    姫路半導体工場では2025年3月に竣工した車載向けパワー半導体の後工程新製造棟に、太陽光発電設備を設置したオンサイトPPAモデルを導入しました。 年間の発電電力量は31.6万 kWh/年を見込んでおり、同棟ですべて消費します。これによる同年度のGHG削減効果は約126 t/年※3を見込んでいます。
  • CO2排出量がゼロになる水力、地熱、太陽光その他の再生可能エネルギー由来の電力の環境価値証書を用いて実質的に再生可能エネルギー使用率100%を達成する見込み
  • PPA:Power Purchase Agreement(電力販売契約)の略。電力需要家が発電事業者から直接再生可能エネルギー使用率100%電力を購入する契約形態。オンサイトPPAモデルは、電力需要家の敷地や屋根などのスペースを利用して発電設備を設置すること
  • 地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく換算係数を使用して算定

(株)ジャパンセミコンダクター大分事業所 空撮写真

(株)ジャパンセミコンダクター岩手事業所 空撮写真

加賀東芝エレクトロニクス(株) 空撮写真

姫路半導体工場 空撮写真