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事業所内の蒸気供給最適化による省エネ活動

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(株)ジャパンセミコンダクター 大分事業所

大分事業所では、車載向けアナログ半導体などを製造しており、原油換算で80,241kl/年のエネルギーを使用する第一種エネルギー管理指定工場です。エネルギー使用のうち、9割強が電気であるため、これまで主に電力使用量削減の省エネ取り組みを行ってきましたが、今回、原油換算で5,689kl/年を使用する都市ガスの省エネに重点的に取り組みました。
具体的には、放熱ロス最小化のため、事業所内棟間の蒸気供給系統を見直し、蒸気の所要予測をいっそう精緻に行ったうえで水管ボイラと新設した小型貫流ボイラの併用による運転の最大効率化、更には蒸気供給圧力の適正化などです。
取り組みの結果、都市ガス消費量を原油換算で520kl/年(従来比9.1%)削減することができました。この取り組みは、2022年度省エネ大賞の省エネ事例部門において、省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。

「2022年度省エネ大賞」授賞式の様子