研究開発

私たちは将来の成長エンジンの核となる技術を創造し、
持続可能な社会を目指します。

私たちは蒸気条件を700℃以上にすることで、大幅な効率向上を可能にするA-USC(700℃級超々臨界圧発電)の早期実用化のために様々な開発に取り組むとともに、要素技術開発の国家プロジェクト※1に参画しています。
※1 :「先進超々臨界圧火力発電技術実用化要素技術開発」(2008年~)

A-USC(700℃級超々臨界圧発電)

A-USCとは、Advanced Ultra-Supercriticalの略で700℃超臨界圧発電システムのことです。最新の通常火力発電では蒸気温度は約600℃ですが、A-USCでは、蒸気条件を700℃以上にすることで大幅に効率が向上します。主蒸気圧力35MPa、主蒸気温度700℃、再熱蒸気温度720℃/720℃の二段再熱蒸気条件のA-USCプラントでは、46%以上の送電端効率[HHV基準]が期待できます。

超臨界CO2サイクル

A-USCの実用化のためには、700℃以上の蒸気に耐えられる材料の開発と、信頼性、経済性を同時に達成するためのシステムと構造上の工夫が必要になり、研究開発を進めています。

超臨界CO2サイクル