製品・技術サービス

信頼性と経済性を兼ね備えた火力発電技術

  • 電力の安定供給のために 主な火力発電の種類と特徴
  • 火力発電は、ボイラで石炭・石油・天然ガスなどの燃料を燃やして水を沸騰させた際に得られる蒸気を使ってタービンと発電機を回転させ発電します
  • 火力を調整することで発電量を調整することができるため、季節や時間帯によって変動する電力消費に対応し安定供給することができます
  • 電力の安定供給、そして環境調和のために

私たちは、1927年以来火力発電機器のメーカーとして時代をリードし、数多くの製品を世界中のお客様に供給してきました。これからも大容量・コンパクト化、高効率化、超々臨界圧等、常に技術の限界に挑戦し続け、最高の品質、信頼性を追求していきます。

世界の電力の安定供給を支える東芝の通常火力発電

世界最高水準の技術を盛り込み、高信頼、高効率、環境調和の機器を国内外に多数出荷し、世界の電力の安定供給を支えています。東芝では、火力発電プラント機器の研究開発、設計、製造、販売、据付並びに保守サービスまでを一貫して行い、設備、保守コストの低減を図っています。さらに、世界の有力企業と戦略的な提携をおこない競争力や技術開発力を強化しています。

通常火力発電

変動する電力消費に対応し、電力を安定供給する火力発電

火力発電は、ボイラで石炭・石油・天然ガスなどの燃料を燃やし、水を沸騰させて得られる蒸気を使いタービンと発電機を回転させて発電します。火力発電は、火力を調整することで発電量を調整できるため、季節や時間帯によって変動する電力消費に対応して、電力を安定して供給する役割をもっています。

主な火力発電の種類

多様な燃料に対応できる通常汽力発電(コンベンショナル発電)

コンベンショナル発電は、燃料(石炭、石油、天然ガス)をボイラで燃焼し蒸気を発生させ、蒸気タービン・発電機を回転させ発電します。コンバインドサイクル発電と比較すると、安価な石炭からクリーンな天然ガスまでと多様な燃料に対応できる特徴があります。

コンベンショナル発電

電力需要にすばやく対応できる、地球環境にやさしいコンバインドサイクル発電

コンバインドサイクル発電は、2種類以上の発電設備を組み合わせ発電します。現在の主流は、蒸気タービンにガスタービンを組み合わせ、排気ガスのエネルギーも活用する発電方式です。ガスタービンの排熱を利用して蒸気タービンを駆動し効率良く発電出来るため、燃料消費が少なく、排出CO2も少ない環境にやさしい発電システムです。コンバインドサイクル発電は通常汽力発電と比較すると起動が速く、電力が必要なときにすばやく対応できるシステムです。

コンバインドサイクル発電

世界最高水準の効率を実現する東芝のコンバインドサイクル発電

東芝のコンバインドサイクル発電プラントは1600℃級の高性能ガスタービンに高性能蒸気タービン・発電機、BOP(Balance of Plant)機器を組み合わせ、世界最高水準の効率を実現しています。

コンバインドサイクル発電

信頼性と経済性を追求する火力発電の主要機器

蒸気タービン

蒸気タービンは、蒸気の持つ熱エネルギーを効率的に機械エネルギー(回転エネルギー)に変換する発電システムの中心となる機械です。東芝は、世界最高水準の最終段長翼の技術で大容量化とコンパクト化を実するとともに、蒸気温度の更なる高温化を目指し、より高効率な700℃級超々臨界圧発電システムの早期実用化に向けて開発を進めています。

蒸気タービン

タービン発電機

タービン発電機は、タービンから得られる機械エネルギー(回転エネルギー)を電気エネルギーに変換する機械です。
東芝は、社会のニーズに合わせた技術開発を続け、小容量から大容量まで幅広い容量の製品を提供しています。従来より高効率,高信頼性実現できる水素間接冷却方式の適用範囲を拡大しています。また,系統運用側からの要求に答えるために,運用性の向上を進めています。

発電機&電気システム

情報・制御システム

情報・制御システムとは、発電所の安定して効率のよい運転、複雑な運転パターンへの確実な対応、容易なプラント保守などを実現します。東芝の情報・制御システムは、ボイラやタービンの監視制御はもちろん、火力発電プラントの運転・保守にかかわる業務を1つのシステムとして、総合的なソリューションを提供します。

情報・制御システム