マレーシア・超々臨界圧火力発電所において初並列を達成

― 現地で蒸気タービンへの通気および発電機の並列に関する記念式典を開催 ―

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火力

受注・納入

2018年12月19日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

記念式典写真

 マレーシアで建設中のジマイーストパワー超々臨界圧石炭火力発電所の1号機において、当社が供給した蒸気タービンに初めて蒸気が通気され、発電機が送電系統に初めて接続する並列を達成しました。それに伴い、17日に現地で記念式典が開催され、マレーシア最大の電力会社であるテナガ・ナショナルよりレオ・モギー会長など約120名が出席されました。

 本プロジェクトは、1,000MW級の超々臨界圧石炭火力発電設備2基を建設するものです。東芝グループが株式会社IHI(以下、IHI)および韓国企業の現代エンジニアリング並びに現代建設とともに発電所の建設・運営を手掛ける共同事業会社ジマイーストパワーとEPC(設計・調達・建設)契約を締結し遂行しています。東芝グループは、本プロジェクトにおいて、海洋土木工事、1号機および2号機の蒸気タービン・発電機、制御装置、変圧器・所内開閉所等の主要機器の据え付け工事並びに試運転を担当しています。

 今回の通気および並列は1号機の完工に向けた重要なマイルストーンであり、1号機は2019年6月、2号機は同年12月の期日どおりの完工・商業運転開始の実現に向けてIHI、現代エンジニアリングおよび現代建設と協力しながら工事を進めていきます。

 今回のジマイーストパワー石炭火力発電所のほか、東芝グループは、同火力発電所に隣接する既設のジマ石炭火力発電所(700MW×2基)や、タンジュン・ビン石炭火力発電所(700MW×3基)、ポートディクソン2コンバインドサイクル発電所(710MW)をEPC契約者として完工するなど、マレーシアにおいて大型発電所建設の豊富な実績を有しています。本ジマイーストパワーが完工すると、水力発電設備も含めた設備容量ベースでの納入実績は約6.7GWと、マレーシアの総発電設備容量の約2割を占める見込みです。

 東芝グループは今後も、高効率な発電設備でマレーシアの低炭素社会の実現と安定的な電力供給の両立に貢献していきます。

注 出典:当社調べ(Malaysia Energy Statistics Handbook 2017を参照)


発電所の概要

プロジェクト名:ジマイーストパワー 2 ×1,000MW 石炭火力発電所プロジェクト
事業者(出資者):ジマイーストパワー(Tenaga Nasional Berhad、三井物産株式会社、中国電力株式会社)
所在地:マレーシア半島部ヌグリ・スンビラン州ジマ地区

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