中国・湖北新集水力発電所向け水力発電設備を受注

-増大する再生可能エネルギーへのニーズに応え、中国国内での連続受注-

お知らせ

再生可能エネルギー

受注・納入

2021年2月24日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

 当社の中国におけるグループ会社で水力発電設備の製造、販売、保守サービスを行う東芝水電設備(杭州)有限公司(以下、東芝水電)は、湖北大唐襄陽水電有限公司(以下、湖北大唐襄陽水電)から30MWの大容量バルブ水車および水車発電設備4セットを昨年末に受注しました。2021年4月より順次、納入を開始する予定です。

 湖北大唐襄陽水電は、漢江国有資本投資集団の子会社であり、新集水力発電所の開発を手掛ける水力発電事業の会社です。東芝水電は湖北大唐襄陽水電が長江上流の漢江で建設予定の湖北新集水力発電所向けに水力発電設備を納入します。受注額は数十億円規模となります。

 当社グループは、1894年に日本最初の事業用水力発電所である蹴上発電所向けに国産初の60kW水車発電機を納入して以来、アジアをはじめ世界40以上の国に累計2,300台以上、62GWを超える水車の納入実績があります。東芝水電は、2020年5月にも、四川岷江港航電開発有限責任公司の龍渓口発電所(四川省)向けに、53 MWの大型バルブ水車および水車発電設備を3セット受注しており、こちらは2020年12月より順次納入を開始しています。今回、当社および東芝水電の高い技術力と機器信頼性および中国国内および世界各国への水力発電機器の納入実績が評価され、連続した受注に至りました。

 中国政府は、2060年までにカーボンニュートラルを目標にすると昨年発表しています。都市化や経済発展を背景とした電力需要への対応が必要な点から、環境に配慮した再生可能エネルギーの導入は今後も加速していく見込みです。また、中国における水力発電の容量は2020年末で約370GWですが、2050年時点で約470GWまで拡大すると見込まれています注1。今後も四川省や雲南省を中心に水力発電所建設計画があり、東芝水電としても今後更なる受注拡大を目指していきます。

 当社グループは、さまざまな流量・落差・出力帯に応じた水車および発電機のラインアップを有しており、今後も高品質な製品を、中国をはじめ、東南アジアやアフリカなどグローバルに展開し、受注拡大を目指します。

注1:出典:中国 国家エネルギー局

今回受注した設備および発電所の概要

発電所名:湖北新集水力発電所
発注者:湖北大唐襄陽水電有限公司
発電所所在地:中国湖北省襄陽襄城卧龍鎮白島穴
受注設備:30MWのバルブ水車および水車発電設備4セット
設備納入時期:2021年4月から順次
運転開始時期:2023年5月から順次

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