雪印メグミルクとバーチャルPPAを締結

~太陽光発電を活用し、雪印メグミルクの川越工場のCO2排出量を削減~

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2024年11月07日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

 当社は、このたび、雪印メグミルク株式会社(以下、雪印メグミルク)と物流倉庫などに設置する屋根置き太陽光を活用したバーチャルPPAを締結しました。契約期間は2025年度から2034年度の10年間となります。

 バーチャルPPAは、電力需要家の敷地外にある発電所で発電された再生可能エネルギーを環境価値として仮想的に需要家が調達する手段として注目されています。従来の電力契約を継続しながら、地域をまたいで非FIT非化石証書が入手可能なため、環境意識の高い需要家のニーズが高まっています。

 今般のスキームでは、当社はアグリゲーターとして、屋根置き太陽光の自家消費後の再エネ電力(AC換算:2.9MW)の環境価値を、長期にわたり雪印メグミルクに対し非FIT非化石価値証書として供給します。雪印メグミルクが調達する非FIT非化石価値証書は、同社の川越工場で使用する電力のCO2排出量削減に使用されます。同工場では、所在する埼玉県の「目標設定型排出量取引制度」における第4期間(2025年度から2029年度)の温室効果ガスの削減目標に対する取り組みを推進しております。本取引を通じCO2を約1,400t-CO2/年削減できると想定し、目標を達成できる見込みです。
 また、当社は、複数の屋根置き太陽光の再エネ電力を束ね、発電量の予測と発電計画の作成・提出を行い、インバランス費用も負担します。買い取った再エネ電力は卸電力市場に売電し、環境価値を雪印メグミルクに供給します。

 当社は、今後も再エネアグリゲーション事業を通じて、再エネを活用した安定的かつ効率的な電力システムの実現に貢献していきます。エネルギー機器メーカーとして培ってきたノウハウにデジタル技術を組み合わせ、付加価値の高いサービスを提供することでカーボンニュートラル社会の実現を目指します。

本契約の体制


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