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ケニア電力公社と東芝エネルギーシステムズが地熱発電所の運転・保守サービスの協業について合意

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2022年08月31日

ケニア電力公社
東芝エネルギーシステムズ株式会社

 ケニア電力公社および東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、東芝エネルギーシステムズ)は、東アフリカ地域を中心とした地熱発電所の運転・保守(O&M)サービスの協業について合意し、この度覚書を締結しました。この覚書は8月27日・28日に行われたTICAD8(アフリカ開発会議)で締結されました。

 ケニア電力公社はケニア共和国内最大の電力会社として約60%にあたる電力を供給しており、そのうち86%は地熱、水力、風力などの再生可能エネルギーにより発電しています。特に地熱発電については、同国最大のオルカリア地熱発電所をはじめ合計799MWの発電容量を有しています。

 東芝エネルギーシステムズは、アフリカをはじめ世界各国に60台、約3,790MWの地熱発電設備を納入しています。ケニア電力公社には、オルカリア第一地熱発電所および第四地熱発電所向けに70MWの蒸気タービン・発電機を4セット納入しています。また、地熱発電所の開発段階から参画することを目的に、ウガンダやマラウイ等において地熱事業開発や人材育成の支援を行っています。

 本協業により、ケニア電力公社がオルカリア地熱発電所をはじめとする地熱発電所の運営で培ってきた運転ノウハウと、東芝エネルギーシステムズの地熱発電機器に関する知見やアフリカで築き上げてきたネットワークを駆使することで、両社は今後東アフリカ地域を含む発展途上国において開発が進む地熱発電所のO&Mサービスの提供を目指します。

 東アフリカには、プレート境界で地熱資源を豊富に有する大地溝帯(グレート・リフト・バレー)が南北に縦断しており、地熱資源調査が進められています。両社はそれらの事業機会を見据え、本協業により更なる事業拡大を図ります。

締結の様子


ケニア電力公社のRebecca Miano, Managing Director & CEO(左)と東芝エネルギーシステムズの藤田豊明 海外事業戦略担当理事

TICADにおける写真(JETRO提供)


ケニア電力公社の概要


企業名:ケニア電力公社 (Kenya Electricity Generating Company)
本社所在地:ケニア共和国 ナイロビ
設立:1954年
事業内容:発電所の開発・運営・保守
代表者:Rebecca Miano, Managing Director & CEO

東芝エネルギーシステムズの概要


企業名:東芝エネルギーシステムズ株式会社
本社所在地:神奈川県川崎市
設立:2017年
事業内容:エネルギー事業関連の製品・システム・サービスの開発・製造・販売
代表者:四柳 端(代表取締役社長)

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