「EV関連サービスの開発に向けたEV電池劣化診断の実証」
の対象エリア拡大および実施期間の延長について
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2024年04月11日
関西電力株式会社
株式会社関電L&A
東芝エネルギーシステムズ株式会社
関西電力株式会社(以下、関西電力)、株式会社関電L&A(以下、関電 L&A)および東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、東芝ESS) は、EVの充電データや走行データを活用したEV電池劣化診断の実証(以下、本実証)に取り組んでまいりました。
本実証では、参加企業・団体から多数のEVを提供いただき、関電L&Aの大阪自動車整備工場(以下「大阪工場」)にてデータ取得を実施しておりました中で、関西エリア以外からのご要望も多くいただいたことを受け、今回、場所を問わずEV電池劣化診断が可能となる機器を新たに導入することで、対象エリアを全国に拡大しました。これに合わせ、実証期間を2024年3月31日から6月30日まで延長いたします。
実証期間の延長後は、参加企業・団体が運用するEVを対象として、大阪工場に加え、参加企業・団体の事業所などで今回導入する機器を用いて劣化診断のためのデータ取得を行い、東芝ESSが自社で有する劣化診断技術を活かし、EV電池の状態評価や寿命予測を行います。関西電力は、参加企業・団体に対して、電池の残容量(SOH)、 健全性およびEVの効率的な利用方法に関するレポートを無償で提供します。
EV電池劣化診断によるEVの“安心・安全の見える化”や“効率的な利用に関するレポート”により、EVの寿命の延伸が期待できます。
今後、3社は本実証で得られる成果を踏まえ、寿命予測によるEVの車両更新にかかる投資の最適化に向けたアセットマネジメントサービスや、エネルギーマネジメントの知見を活かしたEV電池の長寿命化に寄与するコンサルティングサービスの創出に取り組みます。
これらの新たなサービスについて、データのさらなる蓄積および分析を継続して実施することにより劣化診断技術を向上させ、2024年度中のサービス開発・展開を目指してまいります。
ニュースリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝エネルギーシステムズ株式会社に関するお問い合わせをご覧下さい。