「H2Rex™」が清水建設の建物付帯型水素エネルギー利用システムに搭載

―ZEB注1向けの受注活動を加速―

ニュースリリース

水素エネルギー

受注・納入

2021年5月14日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

 当社の100kW純水素燃料電池システム「H2Rex™」が清水建設株式会社(以下、清水建設)の建物付帯型水素エネルギー利用システム「Hydro Q-BiC」に搭載されました。今回、清水建設・北陸支店(金沢市)の建て替えに伴い搭載されたもので、「H2Rex™」を用いて電気を供給し、北陸初注2の水素エネルギー利用ビルの運用へ貢献していきます。

 今回、搭載された当社製「H2Rex™」は、水素で電気と熱を供給する純水素燃料電池システムであり、発電時にCO2を排出せず、水だけを排出するクリーンな発電システムです。 「H2Rex™」で発電した電力は、支店内の照明等の設備に供給され、発電の過程で発生した熱は「Hydro Q-BiC」で活用されます。

 清水建設は、同社施設および同社が建設を手掛ける建築物に対し、低炭素化技術に貢献する「Hydro Q-BiC」の導入を積極的に推進しています。2019年7月には、「Hydro Q-BiC」が郡山市総合地方卸売市場で稼働しており、そこでも当社製「H2Rex™」が搭載されています。

 当社はこれまで、卸売市場、コンビニエンスストア、酪農家や温水プール施設など様々な用途向けに、「H2Rex™」を累計120台以上納入しています。今回の納入を機に、建物やビルなどの省エネルギー化・再生可能エネルギーを活用するZEB向けの受注活動も強化していきます。

 当社は今後も様々な分野に向けて、エネルギーを効率的に使用することのできる水素ソリューションを提供し、CO2を排出しないクリーンな水素社会の実現に貢献していきます。

注1:ZEB:Net Zero Energy Building 快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと。
注2:石川県、福井県、富山県の中で初。2021年5月時点。当社調べ。

清水建設の北陸支店に設置した「H2Rex™」

清水建設の北陸支店に設置したH2Rex™写真

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