電力システム改革に対応した火力発電計画作成システムについて

「平成28年度 火力原子力発電大会(四国大会)」にて「最経済運用システム」の開発成果を共同発表

お知らせ

火力

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2016年10月26日

 当社は、一般社団法人火力原子力発電技術協会が10月27日に香川県高松市にて主催する、「平成28年度 火力原子力発電大会(四国大会)」にて、東京電力フュエル&パワー(株)(以下、東京電力FP)向けに開発・提供した火力発電計画作成システムについて、東京電力FPと共同で開発成果を発表します。

 当社は、東京電力FPに対して、最大100台の発電機群の運転状態を決める大規模な最適化計算を実用的な時間で解けるアルゴリズムを開発し、「最経済運用システム」として同社に提供しました。
 本システムは、全体の燃料コストが最小になることを追求しています。需要と全発電出力を一致させながら、各火力発電機の起動や、停止、出力変化などについて、各発電機の性能や制約に関する情報を取り入れながら発電計画を作成することを可能としました。同時に、従来のシステムでは困難だった燃料情報(配船・在庫・導管制約等)を反映した総合的な発電計画の作成を実現しました。

 電力システム改革に伴い、多数の発電機群を運用する発電会社では、計画値同時同量制度の中で、設備の特性や運用上の制約を考慮しつつ燃料費を節約する、経済的な発電計画の作成が重要なテーマとなっています。

 日本国内における電力システム改革の進捗に応じて、当社は本システムの改善・拡張を継続していくと同時に、国内および海外で発電事業を展開する事業者に向けてIoT技術を活用した経済的な設備運用技術ソリューションを提案していきます。


発表の概要

日時 2016年10月27日(木)14:50~15:05
会場 サンポートホール高松 第1会場 <4階 第1小ホール>
香川県高松市サンポート2番1号 JR高松駅下車、徒歩3分
内容 15番
「電力システム改革に対応した火力発電計画作成システムの開発について」

最経済運用システムの概要最経済運用システムの概要

以上

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