タービン累計出荷容量が2億kWを達成

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2017年12月11日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

 当社グループは、日本およびインドの製造拠点からのタービンの累計出荷容量が2億kWを達成いたしました。記念すべき2億kWを達成したのは、ベトナム電力公社がベトナム・ビントゥアン省に建設中のビンタン4石炭火力発電所拡張プロジェクト向けの超々臨界圧蒸気タービンで、このたび工場出荷が完了しました。


当社グループは、1927年に23kWのタービンを製造して以来、約90年にわたりタービンを設計・製造してきました。1966年には日本初の地熱発電所である松川地熱発電所向けに蒸気タービンを納入し、1987年に世界初の超々臨界圧大容量蒸気タービンを中部電力株式会社川越火力発電所1・2号機向けに開発するなど技術革新を進めてきました。

また、2008年9月には、京浜事業所に続く蒸気タービン・発電機のグローバル製造拠点としてインドにチェンナイ工場を「東芝ジェイエスダブリュータービン・発電機社注1」として設立、2015年8月にインド・クドゥギ石炭火力発電所向けに一貫製造した蒸気タービンの主要部品を初出荷しました。

当社グループがこれまで出荷したタービンは1980台で、世界43カ国・地域におけるエネルギーの安定供給に貢献しています。

今後も、当社グループは長年培ってきた製造技術による高効率な発電設備に加えビッグデータ解析やIoTなどの最新技術を応用し、総合的な発電システムソリューションをグローバルに提供することで、電力の安定供給と環境との調和に貢献していきます。

注1 2014年1月より、「東芝インド社」の火力発電エンジニアリング部門と統合し、「東芝ジェイエスダブリュー・パワーシステム社」となる。

集合写真1
集合写真2

2億kW達成への軌跡

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1927年東芝初の陸用蒸気タービン(23kW)を製造
1929年当時の国内最大出力の7,500kWの純国産蒸気タービン製造
1966年日本初の地熱発電所である松川地熱発電所向けに蒸気タービンを納入
1979年東京電力株式会社福島第二原子力発電所1号機向けタービンを納入
1987年中部電力株式会社川越火力発電所1・2号機向けに世界初超々臨界圧大容量蒸気タービンを納入
1997年北陸電力株式会社七尾大田火力発電所2号機向け蒸気タービン出荷により、タービン累計出荷容量1億kW達成
2016年テネシー川流域開発公社テネシー州アレン複合火力発電所向けに北米向け火力発電用で100台目となる蒸気タービンを納入。北米市場における直近10年間の累計納入シェアNo.1注2となる(設備容量ベース、2007-2016累計)
2017年ベトナム電力公社のビンタン4石炭火力発電所拡張プロジェクト向け超々臨界圧蒸気タービン出荷により、累計出荷容量2億kW達成

注2 当社調べ

東芝エネルギーシステムズ株式会社 京浜事業所の概要

設立
1925年8月
代表者
柴垣 徹
所在地
神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地
主要製品
火力発電機器、原子力発電機器、再生可能エネルギー機器、新エネルギー機器、粒子線治療装置

東芝ジェイエスダブリュー・パワーシステム社 チェンナイ工場の概要

設立
2008年9月(2014年1月に東芝ジェイエスダブリュー・パワーシステム社チェンナイ工場となる)
代表者
稲山 善昭
所在地
インド共和国 タミルナド州 チェンナイ
主要製品
蒸気タービン、発電機

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