福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査について東京電力ホールディングス株式会社より感謝状を受領

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原子力

受賞

2019年7月30日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

 当社は、福島第一原子力発電所2号機において実施した原子炉格納容器の内部調査について、廃炉に向けた中長期ロードマップに大きく寄与したとして東京電力ホールディングス株式会社より昨日付で感謝状を受領しました。

 当社は、技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(以下、IRID)の組合員として、燃料デブリの取り出しに向けて調査を進めています。2018年1月には、ガイドパイプと伸縮パイプから構成される内部調査装置を原子炉格納容器内部に投入し、ペデスタル下部の燃料デブリと推定される堆積物の撮影に成功しました。今年2月には、内部調査装置の先端ユニットに堆積物に接触し状態を調査するためのフィンガ機構を新たに追加した堆積物調査装置により、原子炉格納容器内部のプラットホーム下の堆積物に接触し、状態の変化を確認するとともに、より堆積物に接近した状態で映像、線量、温度のデータを取得することに成功しました。

 今回、模擬堆積物を用いたモックアップによる調査装置の開発・改善や作業環境を考慮した装置の改良等を行い、2018年1月の調査から約1年という短期間での接触調査を実現・完遂したことが評価されたものです。

 東芝グループは、今後も福島第一原子力発電所の廃炉に取り組んでまいります。

注  原子炉圧力容器を支えるコンクリート製の構造物。

感謝状贈呈式の様子

東京電力ホールディングス(株)常務執行役 福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント 小野 明氏、当社エネルギーシステム技術開発センター 機械技術開発部 松崎 謙司さん、当社パワーシステム事業部 磯子エンジニアリングセンター 原子力機械システム設計部 杉浦 鉄宰さん、東京電力ホールディングス(株)福島第一廃炉推進カンパニー プロジェクト計画部 兼 燃料デブリ対策グループ 課長 久米田 正邦氏
東京電力ホールディングス(株)常務執行役 福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント 小野 明氏、当社エネルギーシステム技術開発センター 機械技術開発部 松崎 謙司さん、当社パワーシステム事業部 磯子エンジニアリングセンター 原子力機械システム設計部 杉浦 鉄宰さん、東京電力ホールディングス(株)福島第一廃炉推進カンパニー プロジェクト計画部 兼 燃料デブリ対策グループ 課長 久米田 正邦氏
集合写真

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