ニュースリリース

米国アレン複合火力発電所向けに蒸気タービンおよび発電機を受注

北米向け火力発電用蒸気タービン・発電機の受注が累計100台に到達
2015年03月25日

 当社はこのたび、米国の国営電力会社であるテネシー川流域開発公社が建設を計画しているテネシー州アレン複合火力発電所向けに、472メガワットの蒸気タービンと発電機(STG)を受注しました。STGを2016年10月に納入し、同発電所は2018年6月に運転が開始される予定です。

 本発電所は、米国連邦および州の大気汚染防止法を遵守するため、老朽化した既存の石炭火力の代替として建設されるもので、ガスタービンと蒸気タービンとを組み合せた高効率の発電システムである複合火力発電所です。当社の複合火力発電用STGにおける実績と、高い技術力および機器の信頼性が評価され、受注に至りました。本受注により、当社の北米における火力発電用STGの受注は、累計100台に達しました。

 当社は、北米初のSTGを1967年に納入し、これまでの間、変化の激しい北米火力市場に対応して火力事業を展開してきました。時流に合わせた事業の展開により受注を伸ばし、米国においては2003年から2011年のあいだ9年連続でトップシェア注1を維持し、2014年には既存の石炭火力発電所の代替として建設が増加した新規の複合火力発電所向けにSTGを複数台受注したことにより、再びトップシェア注1を獲得しました。

 北米市場は当社の火力事業において今後も多くの受注が見込める重要地域です。当社は、引き続き同地域向けに新規の発電所用のSTG供給事業を伸ばすと同時に、これまで納入された機器に対するメンテナンスを中心としたサービス事業を更に強化し、北米における火力事業の売上高の拡大を目指します。

注1
 容量ベース、McCoy Power Reportによる。

 

受注の概要

 

1.発電所名

アレン複合火力発電所

2.事業者

テネシー川流域開発公社

3.発注者

テネシー川流域開発公社

4.所在地

米国テネシー州

5.納入設備

472メガワット複合火力発電所用蒸気タービンおよび発電機

 

 

蒸気タービン(イメージ)

  

 

蒸気タービン(イメージ)