ニュースリリース

インドネシアでの1000MW超々臨界石炭火力発電所向け蒸気タービン発電設備等の受注について

2015年11月24日

 当社は、インドネシアで発電事業者PT. Cirebon Energi Prasarana注1(以下、CEPR)が進める1000MW 超々臨界チレボン拡張石炭火力発電所プロジェクト向けに、三菱日立パワーシステムズ株式会社、韓国・現代建設とのコンソーシアムで、CEPR とEPC契約注2を締結することで合意しました。当社の供給範囲は蒸気タービン発電機・周辺機器の製造供給と据付工事です。

 本プロジェクトは、丸紅株式会社が出資を行っているPT Cirebon Electric Powerが2012年7 月から商業運転を行っているインドネシア・西ジャワ州のチレボン石炭火力発電所の拡張プロジェクトとして、中部電力株式会社・PT. Indika Energy Tbk等の5社と設立した発電事業者CEPRが、超々臨界石炭火力発電所を建設・運営するプロジェクトです。商用運転開始は2020年の予定です。

 当社は、本プロジェクトにおいて、インドネシアで最大出力となる1000MWの超々臨界石炭火力発電設備を納入します。長年に渡るインドネシアでの当社製発電機器の稼働実績や世界各地での超々臨界圧石炭火力発電設備の納入実績が高く評価され、今回、受注にいたりました。

 インドネシアでは経済成長に伴う電力需要の拡大により、需給がひっ迫した状態が継続しており、また今後もインドネシア全土の電力需要が伸びていくと予想されています。当社は、1981年にグレシック石炭火力発電所に納入して以来、直近では2012年のタンジュン・ジャティB石炭火力発電所に納入するなどインドネシアにおいて豊富な納入実績があり、今後も、最先端機器を納入することで、インドネシアにおける電力の安定供給に貢献します。

 当社は引き続き、超々臨界石炭火力やガスタービン・コンバインドサイクルなどの火力発電技術により世界最高水準の発電効率を実現し、環境に優しい発電所建設プロジェクトに積極的に取り組んでいきます。

注1
丸紅株式会社、インドネシアのPT. Indika Energy Tbk、韓国のSamtan Co., Ltd.、Korea Midland Power Co., Ltd.、中部電力株式会社と共同で出資している事業会社
注2
EPC(Engineering Procurement and Construction):設計(Engineering)、調達(Procurement)、据付工事(Construction)

受注概要

プロジェクト名

チレボン拡張石炭火力発電プロジェクト

所在地

インドネシア西ジャワ州 チレボン

発電設備容量

1000MW