仏・バンシコンストラクションとアフリカにおける水力・地熱発電案件の開発で協業

ニュースリリース

2018年5月 3日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

当社は、フランスの大手総合建設会社のVINCI S.A.のグループ会社であるVINCI Construction(以下、バンシコンストラクション)とアフリカにおける水力・地熱発電案件の開発に関して、発電所建設に関わる設計・エンジニアリング・製造・建設にわたる戦略的協力関係を構築することに合意し、覚書を締結しました。

本協業により、当社の水力・地熱発電設備に関する高い技術力やノウハウとバンシコンストラクションの豊富な実績に基づく建設ノウハウやグローバルネットワークを組み合わせ、アフリカにおける水力・地熱発電所建設案件への更なる参入を目指します。

バンシコンストラクションは、欧州のリーダー企業としてビル、シビルエンジニアリング、水関連インフラ、エネルギーなどの分野における設計、建設からメンテナンスまでを担っています。とくに、アフリカにおいては、子会社であるSogea Satom(ソジェサトム)社を通じ90年以上にわたり20カ国以上で豊富な実績を有しています。

当社は、水力発電事業においては、1894年に日本最初の事業用水力発電所向けに国産初の60kW水車発電機を納入して以来、東南アジアをはじめ世界各国に2,000台以上、59GW以上の水車の納入実績があります。
また、地熱事業では、アフリカをはじめ、北米、東南アジアなど世界各国に56台、約3.6GWの地熱向け蒸気タービンを納入しており、世界トップ注1の実績を誇ります。

アフリカでは、多くの国が高いGDP成長率を維持しており、今後2040年までに632GW注2まで電力設備容量の高まりが予想されています。現在、主な電源である天然ガス発電に加え、太陽光発電や水力発電、大地溝帯(グレート・リフト・バレー)を中心とした豊富な地熱資源を活用した地熱発電を含む再生可能エネルギーへの期待が高まっています。

当社は、今後も低炭素社会の実現に向け、地熱発電、水力発電をはじめとする多様な再生可能エネルギーの安定供給に取り組んでいきます。

注1 Bloomberg New Energy Finance (2017年12月)
注2 World Energy Outlook 2017

左から東芝エネルギーシステムズ 理事 藤田豊明、バンシコンストラクション マーケティング戦略理事 マシュー オグロー氏、東芝 代表執行役社長 綱川 智、バンシコンストラクション 南アフリカ地域代表 グウィリム オウェン氏
左から東芝エネルギーシステムズ 理事 藤田豊明、バンシコンストラクション マーケティング戦略理事 マシュー オグロー氏、東芝 代表執行役社長 綱川 智、バンシコンストラクション 南アフリカ地域代表 グウィリム オウェン氏

当社の再生可能エネルギー事業についてはこちらをご覧ください。

ニュースリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝エネルギーシステムズ株式会社に関するお問い合わせをご覧下さい。

「ニュースリリース」のトップへ