「低圧VPP注1プラットフォーム」のサービス提供を開始

― 一般家庭における蓄電池の制御を通じ、小売電気事業者の収益性改善に貢献 ―

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2021年7月26日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

 当社は本日から、小売電気事業者向けに、太陽光発電システムなどを保有する一般家庭の蓄電池などを制御する「低圧VPPプラットフォーム」のサービス提供を開始しました。

 昨今、小売電気事業者では、太陽光発電システムのある一般家庭(低圧需要家)において日中の余剰電力を蓄電池に充電し、電力取引市場での価格が高くなる夕方以降の時間帯に放電するなど、適切な制御を行うことによって収益性を改善させるニーズが高まっています。
 このニーズに対応して、一般家庭内のエネルギーリソースである、太陽光発電システム、蓄電池、EVを適切に制御する「低圧VPPプラットフォーム」サービス提供を開始します。

 当社は、2018年度より経済産業省の公募事業である、「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」における、技術開発と実証を通じて、幅広い知見や、高い技術力を培ってきました。
 この技術を活用した「低圧VPPプラットフォーム」サービスでは、複数の一般家庭に配置された数多くの蓄電池を束ねて、高度な「群制御」を行うことが可能です。また、複数のHEMS注2ベンダーのシステムに対応しているため、小売電気事業者に広い選択肢を提供可能であり、今後も対応を充実させていく予定です。さらに、小売電気事業者向けの基本サービスとしてのエネルギーリソース制御だけでなく、環境価値取引や、容量市場対応等のオプションサービスを追加することが可能です。

 当社は、エネルギー機器メーカーとして培ってきたノウハウにデジタル技術を組み合わせることで、付加価値の高いサービスを提供する「インフラサービスカンパニー」を目指していきます。

注1 VPP: Virtual Power Plant (バーチャルパワープラント)
注2 HEMS: Home Energy Management System (ホームエネルギーマネジメントシステム)

サービスモデルのイメージ

サービスモデルイメージ図

サービスの概要

サービスの概要システム図

ニュースリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝エネルギーシステムズ株式会社に関するお問い合わせをご覧下さい。

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