研究開発・技術

火力発電プラントの運用高度化とセキュリティー強化に対応した監視制御システム TOSMAP-DS ™/LX

 近年,電力市場の自由化などに伴い,火力発電プラントの運用コストの低減を目的とした運用性・可用性・保守性の向上などへの要望が高まっており,最新のネットワーク技術を適用した監視制御システムやサービスが求められている。

 東芝エネルギーシステムズ(株)は,これらのニーズに応えるために,汎用OS(基本ソフトウェア)型の監視制御システムTOSMAP-DS ™ /LXを2013年に製品化し,国内外の新設・既設プラントへ適用してきた。今回,監視制御の集中化を可能にする複数ユニットの監視・操作画面を同時に表示できるOPS(Operator Station)や現場作業の効率を向上させるためのモバイル端末などの新しいHMI(Human Machine Interface)機器,及び強固なセキュリティーを構築できるネットワーク装置を開発し,これら最新技術を適用した遠隔支援システムを製品化した。

(株)シグマパワー有明 三川発電所のIoT検証環境
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