研究開発・技術
水素エネルギーシステムの状態監視・制御を実現するクラウド型デジタルサービス
東芝グループは,我が国の「 水素基本戦略 」で掲げられたエネルギーセキュリティーの確保及びCO2(二酸化炭素)排出量の削減という課題に対応し,再生可能エネルギー由来の水素を利用した水素エネルギーシステムを開発・提供している。
ユーザーがシステムを安全かつ安定的に運用するために,その運用を容易にする状態監視・制御機能を具備したデジタルサービスを開発した。このサービスは,東芝IoTリファレンスアーキテクチャーに基づくクラウドシステム上の共通プラットフォームに実装しており,IoT(Internet of Things)データを用いて水素の貯蔵量や太陽光発電量のトレンドなどを確認できるダッシュボードや,不具合発生時の電子メール発報サービス,遠隔保守などのサービスを提供できる。