研究開発・技術

火力発電プラントの熱効率・稼働率向上に向けたO&M改善サービスとそのビジネス展開

 再生可能エネルギーの導入拡大に伴い,電力系統の調整力確保が重要視されており,火力発電プラントの運用性向上へのニーズが高まっている。


 東芝グループは,これに応えて,発電機器やデジタル技術のノウハウを活用し,熱効率向上や機器の異常予兆検知による稼働率向上を目的とした火力発電プラント向けのIoT( Internet of Things )ソリューションを提供している。今回,このIoTソリューションを海外の火力発電プラントにも拡大するために,東芝グループ製の設備や機器が導入されていないメキシコの火力発電プラントをモデルケースとしてO&M(Operation and Maintenance)改善サービスの実現可能性を調査し,熱効率と稼働率を従来以上に向上できる見通しを得た。これを受けて,現在,O&M改善サービスのビジネスとしての実現性を評価する実証実験を進めている。

火力発電プラントO&M改善サービスイメージ