研究開発・技術

電力の安定供給を担う石狩湾新港発電所1号機の営業運転開始

 北海道電力( 株)石狩湾新港発電所1 号機が2019 年2月に営業運転を開始した。この発電所は,環境特性に優れた液化天然ガス(LNG)を燃料とし,発電効率が高いコンバインドサイクル発電方式を採用しており,道内の既設火力発電所の高経年化に対応するとともに,燃料の多様化や電源の分散化による電力の安定供給を目的としている。

 東芝エネルギーシステムズ(株)は,GE社(ゼネラル・エレクトリック社)製ガスタービンと当社製蒸気タービン・発電機を組み合わせたガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)発電システムを開発し,納入した。定格出力は569.4 MWで,発電効率は約62 %(低位発熱量基準)を達成している。

北海道電力(株) 石狩湾新港発電所北海道電力(株) 石狩湾新港発電所