研究開発・技術

【トレンド】火力発電の最新動向と付加価値向上への取り組み

 近年,地球規模の気候変動をもたらす温室効果ガスにおいて,その排出量削減への取り組みが各国で進められる中,火力発電事業は,低炭素・脱炭素化への対応が喫緊の課題となっている。

 東芝エネルギーシステムズ(株)は,これまでも大容量・高効率発電所向け機器の開発・供給を通じて,環境負荷の低減と電力の安定供給に貢献してきた。また,再生可能エネルギー(以下,再エネと略記)の発電量変動を素早く調整できるように,火力設備の信頼性及び運用性の向上に取り組んでいる。更に,サービス・メンテナンス分野においては,IoT(Internet of Things)を活用して顧客の様々な課題やニーズをデジタル化で解決するソリューションを提供しており,当社は,サイバーとフィジカルを融合させたCPS(サイバーフィジカルシステム)テクノロジーと顧客との価値共創により,新たな市場の開拓と事業領域の拡大を進めている。

特集の概要図. 火力発電の高付加価値化への取り組み特集の概要図. 火力発電の高付加価値化への取り組み