研究開発・技術

H2Oneの離島などへの導入に向けた取り組み

 CO2(二酸化炭素)排出量削減を目的として,水素社会の実現に向けた技術開発が進んでいる。東芝グループは,燃料電池をはじめ,水素製造・貯蔵システムや,水素エネルギーマネジメントシステムH2EMSの開発を進めている。これらを活用して,再生可能エネルギー(以下,再エネと略記)を利用したCO2フリーの自立型水素エネルギー供給システムH2Oneを製品化し,国内に納入してきた。


 この度,東芝グループは,インドネシア及びフィリピンの離島や無電化地域にH2Oneを導入するために,現地調査などを実施し,導入候補地,必要な仕様,及びバリューチェーンを検討した。更に,想定される機器構成やコスト,現地の天候や電力需要などを基に,運用シミュレーションを行い,将来,離島などにおける既設の発電設備と同等のコストでH2Oneを導入できる見通しを得た。

H2Oneの離島などへの導入に向けた取り組み_H2Oneのサプライチェーンの例

H2Oneのサプライチェーンの例