研究開発・技術

水車発電機の高効率化を実現する最新技術

 水力発電は,再生可能エネルギーの中でも電力系統の出力変動を抑制する役割とベースロード電源の一つとしての役割を担っており,自然エネルギーを有効活用するためにより一層の高効率運転が要求されている


 東芝エネルギーシステムズ(株)は,水車発電機の損失低減に向け,3次元電磁界解析による電気損低減技術,数値流体力学(CFD:Computational Fluid Dynamics)解析やモックアップ試験による風損低減技術,及びスラスト軸受の高面圧化による軸受損低減技術の開発を行った。また,これら複数の損失を連成させて評価する解析手法を構築することで,高効率な水車発電機の最適化設計を実現した。

水車発電機の高効率化を実現する最新技術_鉄心端部とコイルエンド部の磁束密度分布の3次元解析結果の例鉄心端部とコイルエンド部の磁束密度分布の3次元解析結果の例