研究開発・技術

エネルギーシステム向けIoTプラットフォームに基づく発電プラント向けIoTサービスの展開

 東芝グループは,製造業や社会インフラが直面する様々な課題をデジタル技術で解決するCPS(サイバーフィジカルシステム)テクノロジー企業を目指しており,CPSを開発・運用するための共通フレームワークとして,東芝IoTリファレンスアーキテクチャー(Toshiba IoT Reference Architecture,TIRAと略記)を定めている。

 東芝エネルギーシステムズ(株)は,発電プラントのIoT(Internet of Things)サービス事業の拡大を目指して,TIRAに準拠したエネルギーシステム向けIoTプラットフォームを開発した。サービス単位での機能提供や分散DB(データベース)による既存システムの活用が可能なマイクロサービスアーキテクチャーの採用で,顧客の環境やニーズに応じた柔軟なサービス利用環境を提供できる。また,情報モデルの活用やオープンAPI(Application Programming Interface)による異なるシステムとの連携により,外部と連携してデータや分析技術を組み合わせることで,顧客との共創環境を構築できる。

概要図