設計・品質エンジニアリング技術

お客様の求める機能を、コスト・納期・法令といったさまざまな制約の中でもムダなく、効率よく、そして安定的に製品やサービスの仕様に纏めあげる技術に取り組んでいます。さらに、万が一不具合が発生した場合でも、その原因をすばやく見つけ出し、適切な対策を打てるような情報処理技術の開発も進めています。

業務プロセスモデリング技術

システムズエンジニアリングやビジネスプロセスマネジメントなどの製品アーキテクチャを決定する思考・業務プロセスに関する方法論や手法と、MBSEやBPMNなどにもとづきデジタル化したプロセスの管理を効率化するデータモデルやアルゴリズムの研究開発を行っています。これにより設計業務の形式知化・デジタル化を進めています。

設計情報応用技術

営業・開発設計・調達・生産・保守に至るバリューチェーンの中で、さまざまな形態で出力される製品情報をつなげ、複合的に解析し扱いやすい情報に変換する技術を開発しています。またモジュラー設計やコンフィグレータといった、多様な顧客要求に柔軟かつ迅速に対応するための手法やソリューション開発にも取り組んでいます。

ナレッジ活用・管理技術

データアナリティクスやAI、自然言語処理などを活用することにより、設計業務の遂行で必要となるノウハウやノウホワイといった暗黙的なナレッジ情報をデジタル化し、組織内での共有・利用を促進することで、業務を効率的に実行できる　　ナレッジマネジメント技術の研究開発に取り組んでいます。

品質情報統合管理技術

大規模で複雑な事業運営に対して、品質管理とプロジェクト管理の視点から業務プロセスを横断し、バリューチェーン全体を最適化します。品質管理では、事業全体のトレーサビリティーを管理することで、ボトルネックの解消、信頼性の確保、顧客満足度の向上を図ります。プロジェクト管理では、組織間の連携を強化し、必要な情報や判断基準を共有する仕組みを構築することで、変化に迅速に対応し、組織の壁を越えた対応を可能にします。

グローバルな生産拠点でのモノづくり力を強化するため、IE（生産工学）を起点とする生産性向上に有効なツール・手法の開発と展開、製造現場のスマート化を実現するソリューションの展開、生産計画・生産管理業務プロセスの高度化、および生産シミュレーションを用いた高効率な生産ライン設計と立上げに取組んでいます。

現場オペレーション高度化技術

IE（生産工学）を起点として、生産拠点および製品据付・保守のフィールド現場での現地密着型活動による課題解決に取り組んでいます。
また、改善活動を効率化するために、課題解決に適用するAI/IoTを活用したツール・手法の技術開発と導入に取り組んでいます。

現場管理プロセス変革技術

現場管理の高度化とスマートファクトリー化に向けた、ソリューション開発と展開に取り組んでいます。AI/IoTなどの先進技術を活用し、工場内の機器・設備の状態や作業データを収集・分析することで、生産性向上や業務効率化を図ります。また、スマート化を展開する人材育成や見える化などの仕組み構築にも取り組んでいます。

生産管理プロセス変革技術

ICT/IoTを活用した生産管理システムによる生産計画や現地工事計画の高度化および業務適正化に取り組んでいます。
また、AIや最適化技術を活用した生産管理業務効率化のアルゴリズム開発にも取り組んでいます。

生産準備プロセス変革技術

3Dモデル化した仮想ラインを活用し、レイアウト設計、工程設計の同時適正化による高効率生産ラインの短期立上げに取り組んでいます。
建屋や設備を迅速に3Dモデル化し、高効率な生産ラインのオペレーションをシミュレーションします。生産ラインの立上げプロセスやオペレーションを適正化するための技術開発に取り組んでいます。