ユーラス苫前ウインドファーム向けに納入した当社ブランド風車が営業運転を開始

お知らせ

再生可能エネルギー

受注・納入

2015年12月28日

株式会社東芝 電力システム社

 当社は、株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスエナジー)のグループ会社である株式会社ユーラスエナジー苫前が保有するユーラス苫前ウインドファーム(発電所規模:20,000kW)の11号機建替え工事向けに当社ブランド風車(2,000kW)を初めて納入しました。今月、使用前自主検査が完了し、営業運転が開始されました。

 ユーラスエナジーは、豊田通商株式会社が60%、東京電力株式会社が40%出資する日本最大の風力発電会社です。同社が操業している風力発電所の設備容量は世界累計で2,320MWに達します。

 ユーラス苫前ウインドファームは、1999年11月の運転開始から約16年が経過した風力発電所で、既設11号機を当社の新型設備(型式:U88E)に建替えました。今回の建替え工事では、サイト条件に合わせたタワーの最適設計を実施するとともに、汎用性の高い吊上げクレーンを採用するために、通常は工場におけるナセル(※)内組立が標準である発電機や増速機を別輸送・現地据付とし、将来的にナセル本体をタワーから降ろさずに交換可能にすることで、設備保守の高効率化を実現しています。

 当社グループは、今後ますます増加が見込まれる風力発電設備の更新需要に対して、信頼性の高い機器を用いて風力発電設備の最適設計によるウインドファーム全体での高効率化を提案していくことで、風力発電事業の更なる事業拡大を図ります。また、風力発電機器の開発・製造から発電事業までを手掛ける企業として、今後も国内を始め世界各地で風力発電設備の受注活動を展開し、風力発電の普及を進めることにより、低炭素社会実現に向け貢献して参ります。

※ ナセル:機器が据え付けられている入れ物の事
再生可能エネルギー風力発電


ユーラス苫前ウインドファーム11号機建替えの概要

発電所名 ユーラス苫前ウインドファーム
事業者 株式会社ユーラスエナジー苫前
所在地 北海道苫前郡苫前町上平
発電所出力 2,000kW×1基(11号機)
営業運転 2015年12月
ユーラス苫前ウインドファーム11号機(建替え機)
ユーラス苫前ウインドファーム11号機(建替え機)

以上

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