当社の「H2One™」が第47回岩谷直治記念賞を受賞
-CO2フリーの「H2OneTM」の開発と実用化について-お知らせ
水素エネルギー
受賞
東芝エネルギーシステムズ株式会社
当社は、「自立型水素エネルギー供給システム H2One™」について、公益財団法人 岩谷直治記念財団より「岩谷直治記念賞」を受賞しました。当社として本賞を受賞するのは初めてです。
本日、同財団が主催する贈呈式がオンラインで執り行われました。
岩谷直治記念賞について
本賞は公益財団法人 岩谷直治記念財団が、日本の高圧ガス関係諸事業の発展に尽力した岩谷直治氏の業績を記念し、エネルギーおよび環境に関する優れた技術開発で、かつ顕著な産業上の実績が認められている業績を表彰するものです。
業績の対象は、日本の学会・協会およびその他研究機関等において、優れた技術開発が既に完成し、かつ顕著な産業上の実績があると認められたものとなっています。
受賞内容
題名:CO2フリーの自立型水素エネルギー供給システム「H2One™」の開発と実用化
(1)受賞者(所属と役職は申請時点にて記載)
東芝エネルギーシステムズ株式会社
大田 裕之 水素エネルギー事業統括部 マーケティングエグゼクティブ
橘高 大悟 水素エネルギー事業統括部・マネージャー
田上 哲治 水素エネルギー事業統括部・マネージャー
中川 隆史 水素エネルギー事業統括部・エキスパート
尾平 弘道 水素エネルギー事業統括部・エキスパート
森 淳一 水素エネルギー事業統括部・主務
市川 長佳 エネルギーシステム技術開発センター・エキスパート
(2)受賞業績
脱炭素化に向け再生可能エネルギー(以下、再エネ)の主力電源化等が前提となっていく上で、再生可能エネルギーが引き起す電力系統の不安定化や余剰再エネ電力の増加障害解決の為に、余剰等の再エネを用いて水電解で製造する水素は、電力不足時には復電できる他、車両や船舶の燃料、熱源、或いは化学原料として広い産業セクターでも活用されCO2排出量削減にも貢献できると考えられます。当社は、このエネルギーハブとしての水素に着目し、これを具現化する研究開発を進め、世界に先駆けて2015年4月に再エネで駆動する自立分散型水素エネルギー供給システムを「H2One™」実用化、本日現在、海外1か所を含め累計16か所に設置されています。平常時は再エネ電力の安定供給や温水供給、非常時には貯蔵水素による避難所用途の電力・温水を供給するベーシックモデルは自治体、鉄道駅ホーム、国内外の企業等でBCP注電源、系統安定化等の研究用装置として活用されています。
注:Business Continuity Planning(事業継続計画)
自立型水素エネルギー供給システム「H2One™」イメージ図
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