東芝エネルギーシステムズが地熱発電設備工事を担当した山葵沢地熱発電所が運転を開始

ニュースリリース

再生可能エネルギー

受注・納入

2019年5月20日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

山葵沢地熱発電所

 当社が地熱発電設備のエンジニアリング・調達・建設工事を担当した湯沢地熱株式会社の山葵沢地熱発電所(秋田県湯沢市)が本日営業運転を開始しました。本発電所の出力は46,199kWと、国内地熱発電所の中で4番目注1に大きな地熱発電所であり、大規模注2地熱発電所としては、国内で23年ぶりの稼働となります。
 当社は2015年に本件を受注し、2018年5月から発電設備の建設を進めてきました。

 日本は、米国、インドネシアに次ぎ世界で3番目に地熱資源が豊富な国として、その資源量は2.3GWと推定されています。現在、国内における.地熱発電設備容量は534MW注3に留まっていますが、天候に左右されない安定的な電源として、また地政的にも自立している地熱発電は再生可能エネルギーの中でもベースロード電源として期待されており、現在、国内で数MW級以下の中・小規模な地熱発電計画が多数あります。

 当社は、1966年に日本で初めて運転を開始した地熱発電所に20MWの蒸気タービン・発電機を納入して以来、地熱発電向けタービンのシェアは世界トップの23%注4を誇ります。また、大規模発電所向けのみならず限られた敷地や掘削を終えた井戸へ設置することでサイト工事用の暫定的な電源としても利用が可能な1MWから10MW級の小型地熱発電設備「Geoportable™(ジオポータブル)」も展開しています。

 当社は、今後も、50年以上にわたり培ってきた地熱発電設備向け特有の高い技術と幅広い製品ラインアップをベースに、再生可能エネルギーの更なる普及に貢献していきます。

注1:当社調べ、2019年5月時点 
注2:10MW超級を指す 
注3:当社調べ、2018年7月時点 
注4:設備容量ベース。出典BloombergNEF (2017年12月) 


山葵沢地熱発電所の概要

所在地 秋田県湯沢市高松字高松沢及び秋ノ宮字役内山国有林内
発電所オーナー 湯沢地熱株式会社(電源開発株式会社、三菱マテリアル株式会社、三菱ガス化学株式会社による共同出資)
出力 46,199kW
営業運転開始 2019年5月20日
当社契約範囲 46MW級地熱ダブルフラッシュ方式発電設備のエンジニアリング・調達・建設工事一式

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