ラオス・ナムオウ第4水力発電所向け水車発電設備を受注
お知らせ
再生可能エネルギー
受注・納入
株式会社東芝 エネルギーシステムソリューション社
当社グループ会社の東芝水電設備(杭州)有限公司(以下、東芝水電)は、ラオスのナムオウ川流域に建設されるナムオウ第4水力発電所向け44,000kW水車および水車発電機設備3セットを中国の大手国営企業である中国電建集団海外投資有限公司から受注しました。2018年3月から順次出荷し、2020年に運転を開始する予定です。
今回、東芝水電が納める水車は5枚羽根バルブ式です。本方式は同社として初の案件となります。これまで多数のバルブ水車製造実績があることに加え、当社グループの高い技術力や機器の信頼性などが評価され、受注に至りました。当社グループとしてラオスに水力発電機器を納めるのは、ナムグム第2水力発電所、ナムニアップ第2水力発電所、ナムオウ第5水力発電所に続き、4件目となります。
ラオスは、「東南アジアのバッテリー」とも呼ばれ、タイやベトナムなどの周辺国に電力供給を行っています。同国では、メコン川をはじめとした大規模河川が多く、豊富な水資源を背景として、全発電設備容量約327万kW注のほとんどを水力発電が占めています。さらに2020年までに、約1,100万kWまで発電設備容量を増強する計画があり注、今後も、水力発電市場の拡大が見込まれます。
当社グループは、1894年に日本最初の事業用水力発電所である蹴上発電所向けに国産初の60kW水車発電機を納入して以来、世界各国に2,000台以上、5,800万kW以上の水力発電ユニットの納入実績があります。今後も、水力発電の需要伸長が見込める同地域での受注拡大に向けた取り組みを強化していきます。
注:一般社団法人 海外電力調査会(JEPIC)データ集
受注概要
発電所名 | ナムオウ第4水力発電所 |
---|---|
発注者 | ラオスナムオウ流域水電開発有限会社 (中国電建集団海外投資有限公司とラオス電力公社が合同で出資する有限会社) |
所在地 | ラオス・ルアンパバーン県 |
受注設備 | 44,000kW水車および発電機3セット |
設備納入時期 | 2018年3月から順次(予定) |
運転開始時期 | 2020年(予定) |
以上
ニュースリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝エネルギーシステムズ株式会社に関するお問い合わせをご覧下さい。