製品・技術サービス
二酸化炭素を循環利用する
カーボンニュートラルに向けて、各分野でのCO2削減に向けた取り組みが実施されていますが完全に削減することが難しい分野や、削減技術の開発に時間のかかる分野などがあります。
排出されたCO2を回収して燃料や原料として再生する技術があれば、こういった分野のCO2削減に貢献することが可能となります。
持続可能な社会に向けた取り組み~循環する社会~(P2C)
P2CによるCO2資源化
P2C(Power to Chemicals)とは、再エネの電力を利用してCO2を分解し、化学品などに再生する技術です。
排出されたCO2を再エネの電力で分解し水素と組み合わせると合成燃料や化学原料として再び資源化することが可能になります。これをP2C(Power to Chemicals)と呼びます。再エネを利用したカーボンリサイクル技術です。
CO2電解技術(人工光合成技術応用)
P2Cを実現する東芝の技術は人工光合成技術を応用したものです。
1. 人工光合成の光源として既設の再エネを利用可能に
2. 水に溶けにくいCO2ガスを直接電気分解し処理速度を向上
3. セルのスタック化で世界最高速度の処理が可能
関連リンク
東芝 研究開発センター
CO2から化学品原料への変換を世界最高レベルで達成
環境省 ミライアイズ ~イノベーションで未来を切り拓く "CCUS"~
https://www.youtube.com/watch?v=7ec0g9Bm_oY
東芝レビュー76巻3号
再生可能エネルギーを用いた電解によるCO2の資源化で達成 (PDF形式)(816KB)
CO2回収技術との連携
東芝ではCO2を分離・回収・貯留するCCS技術も開発しています。CCS技術とP2C技術を合わせることで、CO2の循環利用を効率よく行うことが出来ます。
詳細はこちら→CO2回収技術について
https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/thermal/products-technical-services/zero-emissions.html
P2C技術の利用
排ガスから貯留したCO2を電気分解し、グリーン水素と合わせてSAF(持続可能な航空燃料)を製造。