製品・技術サービス
水素をつかう
排出するのは水だけのクリーンな発電機。1960年代より開発を続けている信頼性の高い技術から生まれた純水素燃料電池システム「H2Rex™」でCO2フリーな水素社会の実現に貢献します。
P2G水素サプライチェーンとH2Rex™
P2G水素サプライチェーンが構築され、水素の製造・流通が始まると、いろいろな場所で水素を使って発電することが可能になります。また、工場で余っている副生水素を利用するなど、エネルギーの利用効率向上にも貢献します。
純水素燃料電池システム「H2Rex™」は、必要な時に必要な場所で必要な電気を供給するシステムです。
純水素燃料電池システム「H2Rex™」は発電時のCO2発生が無いため、CO2削減に貢献します。
H2Rex™の構成
燃料電池は供給された水素と空気中の酸素を電気化学反応させて電気を作ります。発生する電気と熱をエネルギーとして利用することができます。
H2Rex™の特徴
①総合エネルギー効率95%以上
②高耐久セルスタック採用による安定長寿命
③起動時間短縮による柔軟な運用
④MWサイズまでシリーズ化に対応
H2Rex™の仕様
H2Rex™を支える技術;セルスタック
東芝は1960年代より燃料電池の研究に着手し時代のニーズに合わせた燃料電池システムを提供してきました。燃料電池システムの心臓部となるセルスタックは、当社独自技術により外部加湿装置を必要とせず、燃料電池の性能を最大限発揮させるために必要なセル内部の水バランスの最適化(反応ガスの加湿と生成水除去の二律背反を実現)が可能となります。これにより、セルスタックの高耐久性、高安定性を実現しています。
セルスタックの展開
カーボンニュートラル化を推進する様々な用途向けに、セルスタックの適用が期待されています。新規用途への対応、各種コンサルティングについてもご相談下さい。
H2Rex™の利用
市場、温水プール、ホテル、コンビニエンスストアなど、様々なお客様にご利用いただいております。
例えば、P2Gの水素製造拠点で作られた水素を必要な場所で使う。
例えば、工場の副生水素を地域で活用。
【取組例】山口県周南市地方卸売市場(株式会社東芝)
例えば、発電の過程で発生する熱を活用した温水供給設備。
例えば、「H2Rex™」が清水建設の建物付帯型水素エネルギー利用システムに搭載。
例えば、近隣の工場で製造される水素を利用し、ホテルでお湯や電気に利用。
例えば、船などのモビリティ向け燃料電池モジュール「H2Rex™-Mov」も開発しています。
例えば、水素で船のゼロエミッション化実現を目指す日本初の取り組みをしています。