製品・技術サービス

東芝水素事業について

  • 二酸化炭素を排出しない究極のクリーンエネルギー
  • 1967年 燃料電池に関する研究で佐野進歩賞受賞
  • 1978年 リン酸形50kW試験プラント 日本で初めて発電に成功
  • 1991年 リン酸形11MWプラント実証装置納入(東京電力五井火力発電所内)(当時世界最大)
  • 2005年 200kW燃料電池を世界最大規模の循環型新エネルギーシステムの実証実験に参加(愛知万博)
  • 2013年 産業用まで幅広くカバーする純水素燃料電池H2Rex™シリーズ
  • 2014年 つくる・ためる・つかうを一体化した自立型水素供給システムH2One™の販売開始

今、地球温暖化の防止に向けて、CO2排出量削減が求められています。水素はエネルギーをつくる際にCO2を排出しないことで注目されているエネルギーです。東芝が創業以来エネルギーのリーディングカンパニーとして育んできた発電技術の一つである水素を効率的に利活用するノウハウを活かしてクリーンなエネルギーの供給を実現します。

カーボンニュートラルへの取り組み

持続可能な社会へ向けて、地球温暖化や異常気象など、解決すべき様々な課題があります。 今、日本を始め世界各国が"カーボンニュートラル"を目指しています。これは、温室効果ガスの排出を抑えて気温の上昇を抑えようというものです。日本では温室効果ガスの90%以上が二酸化炭素です。

温室効果ガスの排出量の割合(2019年 日本)
    

①二酸化炭素の排出を抑える

       

●再エネの利用

現在排出されている二酸化炭素の多くがエネルギー由来のものです。この排出量削減に向け、二酸化炭素の排出量の低い再生可能エネルギーへの転換が進められており、国の目標では2050年には50-60%にまで引き上げることとされています。

エネルギーにおける再生可能エネルギーの占める割合

しかし再エネは気象の影響により出力が変動しやすいため、安定した電力を確保するためには調整する技術が必要です。

    

●水素の役割

水素はカーボンニュートラルのキーテクノロジーとされています。発電時に生成されるのは二酸化炭素ではなく水のみです。再エネの余剰分を水素として溜めることで、時間や場所を変えて利用することが可能となり、
 ●電力調整力としての利用
 ●電力セクタ外での利用
により、再エネを有効に利用し、カーボンニュートラル化に貢献します

再エネ発電量と電力需要

上の図をクリックすると「水素をつくる」のページに移動します。

東芝の水素エネルギー関連事業

東芝技術の貢献する持続可能な社会
    

①二酸化炭素を排出しない水素エネルギー

 

東芝は水素を"つくる・ためる・つかう"技術を通し、二酸化炭素の排出削減に貢献しています。

つくる・つかう・ためる
    

②二酸化炭素を有効利用する

 

高温の熱利用や産業プロセスの部門の一部で、二酸化炭素の排出を抑えることが難しい分野があります。東芝では、排出された二酸化炭素を分離・回収するCCS技術と回収された二酸化炭素を一酸化炭素に分解するP2Cという新たな技術を合わせ、化学品や燃料に再資源化する"二酸化炭素の有効利用"にも取り組んでいます。

東芝水素の歴史

東芝は1960年代に燃料電池システムの開発を開始以来、水素に関わる技術開発を進めて参りました。

東芝水素の歴史

関連リンク:
東芝未来科学館 学ぶ(ヒストリー)1号機ものがたり
世界最大規模11MW燃料電池発電プラント

水素エネルギー事業について