東急REIホテルにおいて純水素燃料電池「H2Rex™」が運転を開始

ニュースリリース

水素エネルギー

受注・納入

2018年5月30日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

 当社が昭和電工株式会社(以下、昭和電工)に納入した純水素燃料電池システム「H2Rex™」100kWモデルが、川崎市殿町キングスカイフロント地区で6月1日に開業予定の「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」(以下、東急REIホテル)において運転を開始します。本日、ホテルのオープンに先立ち、システムの披露会が開催されました。

 純水素燃料電池システム「H2Rex™」は、水素を直接用いて発電するため、CO2を発生させずに発電できるほか、5分弱という短時間で発電を開始することが可能です。
 昭和電工向けに納入した「H2Rex™」は、川崎臨海部にある同社の川崎事業所において使用済みプラスチックから精製された水素をパイプラインにより供給して発電を行います。発電した電力は、ホテル内の照明等の設備に供給されます。また、発電の過程で発生した熱については客室用の給湯設備にお湯として供給します。

 昭和電工では、アンモニア製造工程において原料として利用する水素を使用済みプラスチックから取り出す製造方法を導入しており、使用済みプラスチック由来の水素をアンモニア製造以外の用途に活用するための実証事業に取り組んでいます。

 当社はこれまで、純水素燃料電池システム「H2Rex™」を卸売市場、コンビニエンスストア、酪農家や温水プール施設など様々な用途向けに納入しています。今回、当社製「H2Rex™」の豊富な実績と高い発電効率が評価され、同社が東急REIホテルにおいて実施する同実証事業への導入に至りました。これまでの純水素燃料電池システム累計納入台数は100台以上となりました。

 当社は今後も様々な分野に向けて「H2Rex™」の納入を目指し、水素関連技術の開発を進め、低炭素な水素利活用の拡大に貢献していきます。

注 環境省公募の「平成27年度地域連携・低炭素水素技術実証事業」において実施している使用済みプラスチックから精製した水素を活用する取り組みの一環。

東急REIホテルに設置した「H2Rex™」

東急REIホテルに設置した「H2Rex™」の写真

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