発電事業者向けプラント監視ソフトウェア「EtaPRO™」事業の買収完了について

― シナジー効果を発揮し、より効率性の高いサービスを提供 ―

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2021年10月 5日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

 当社は、米国のジーピー・ストラテジーズ・コーポレーション(GP Strategies Corporation、以下、GPX社)との間で同社の発電事業者向けプラント監視ソフトであるEtaPRO™(エタプロ)に関する事業部門の買収に関する契約を5月に締結し、クロージングにむけた手続きを進めてきましたが、この度完了しましたので、お伝えします。

 EtaPRO™はプラントの熱効率や運転状態を監視し、劣化や異常兆候を検出することにより発電所の運営効率向上に寄与するソフトウェアで、顧客毎のカスタマイズも容易です。
 EtaPRO™は25年にわたって火力・水力・風力・太陽光などの発電事業者など40カ国、約700GW分の発電所に導入されております。当社は、2016年にGPX社とEtaPRO™に関し事業提携を行っており、当社が発電機器を納入した発電所の多くでEtaPRO™が使用されています。
 今回、買収の対象となるのは商標・知的財産権含めたEtaPRO™ソフトウェア群、EtaPRO™に関する全顧客契約、メンテナンスやリモート監視などのサービス全般、上記業務にかかる拠点・人員の全てです。当社の米国現地法人である東芝アメリカエナジーシステム社の傘下に「EtaPRO LLC」を設立し、顧客に知名度のある「EtaPRO™」ブランドを最大限活用しながら、同社を通じ事業を行っていきます。

 当社は今回の買収完了を機に、当社が既に行っている、タービンや発電機などの機器を中心とした保守、メンテナンスに加え、EtaPRO™のシステム全体の運営効率向上に寄与するデジタル技術を組み合わせ、シナジー効果を発揮できるようグループ内で連携を密にし、顧客に対し、ワンストップでより効率の高いサービスのソリューションをグローバルに提供していきます。

EtaPRO LLCについて

本社 アメリカ・ニューヨーク州 アムハースト
代表者 北口 公一(代表執行役社長)
事業内容 プラント監視ソフト「EtaPRO™」の開発・販売など、事業全般

設立 2021年9月
持株比率 東芝グループ100%
従業員数 約60名

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