第24回物流環境大賞受賞

2023年07月13日

東芝グループは、第24回物流環境大賞において梱包素材の資源循環性や製品の積載効率改善が環境負荷低減および持続可能性に貢献したとして2つの賞を受賞しました。
東芝ホクト電子株式会社は、工業用電子管マグネトロンの包装で「サステナブル活動賞」を、株式会社東芝は、リチウムイオン電池の包装で「特別賞」をそれぞれ受賞しました。いずれの賞もSBS東芝ロジスティクス株式会社との共同受賞です。

【サステナブル活動賞】

「工業用マグネトロン DFLアプローチによるサステナブル包装の取り組み」
東芝ホクト電子株式会社は、精密機器である工業用マグネトロンにおいて、従来の包装箱はプラスチックを緩衝材として使用していたため環境負荷、及び容積・質量大にともなう作業負荷が主な問題点でした。そこで、競合他社ベンチマーク結果等をふまえ、DFLの考え方で、製品仕様を製品企画・設計段階まで遡って見直しを図ることで、包装箱のオール段ボール化・コンパクト化・軽量化を実現しました。結果、緩衝材プラスチック 100%減(脱プラ)、CO2 排出量25%減、作業工数 30%減を達成することができました。

※Design for Logistics:物流を配慮した製品・包装設計のこと

オール段ボール化により、コンパクト・軽量化による省資源、
脱プラスチック化による環境負荷低減に寄与する工業用マグネトロン用包装材

【特別賞】

「リチウムイオン電池 100%リサイクル緩衝材採用と収納効率最大化取り組み」
株式会社東芝は、積水化成品工業株式会社様との共同で、輸出向けリチウムイオン電池の包装について、従来のバージンプラスチック発泡緩衝材から、欧米の包装廃棄物規制(特定有害物質の不含有)にも適合を証明できる 100%リサイクル材(発泡スチロール)へ転換しました。同時に収納効率も上げることで 20ft海上コンテナの積載数を 25%増、輸送CO2を20%削減し、環境負荷低減および物流コストの低減に貢献しました。

100%リサイクル発泡スチロール採用かつ、
積載効率向上による省資源化を実現したリチウムイオン電池包装

東芝グループは、SBS東芝ロジスティクス株式会社とともに今後も輸送・荷役面での効率向上をめざし、環境負荷低減を推進していきます。

<授賞式の様子>

右から、東芝ホクト電子株式会社 伊集院氏、日本物流団体連合会 会長 池田氏、SBS東芝ロジスティクス株式会社 戸田氏

右から、株式会社東芝 電池事業部 花岡氏、積水化成品工業株式会社 瀬川氏、日本物流団体連合会 会長 池田氏、SBS東芝ロジスティクス株式会社 広川氏

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