製品の再生プラスチック使用量の拡大
東芝グループでは使用済み製品などから発生する廃プラスチックのマテリアルリサイクルに取り組んでおり、主に複合機やハードディスクドライブ、電池、業務用エアコン、シーリング機器などで再生プラスチックを使用しています。2021年度の再生プラスチックの使用実績は808トンでした。2021年度からの第7次環境アクションプランでは2023年に1,800トンを計画しています。これを実現するために、今後は再生プラスチック使用拡大のために廃プラスチックの供給量を確保するとともに、新規用途開発を進めていきます。
■ 再生プラスチック使用量実績(累計)
【事例】エアコンの再生プラスチック利用拡大
東芝環境ソリューション(株)
東芝グループでは、素材メーカーとも連携し、エアコンにおける再生プラスチック利用拡大に取り組んでいます。東芝環境ソリューション(株)では、使用済み家庭用エアコンを解体する過程で、ガラス繊維入りAS樹脂を材料とする室内機クロスフローファンを破砕し回収しています。その後、東レ(株)にて、洗浄、異物除去、プラスチック再生を行っています。再生されたプラスチック材は、東芝キヤリア(株)が製品設計する家庭用・業務用エアコン室外機ファンの原料として利用しています。
- 1 樹脂再生・製造は東レ(株)
- 2 家庭用エアコンの企画・販売は東芝ライフスタイル(株)