第11回エコプロダクツ大賞におけるエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞の受賞について

[2014年11月26日]

当社グループは、エコプロダクツ大賞推進協議会が主催する第11回エコプロダクツ大賞において、エコプロダクツ部門およびエコサービス部門でそれぞれエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞を受賞しました。エコプロダクツ大賞では、当社グループとして6年連続の受賞となります。

今回、エコプロダクツ部門で東芝メディカルシステムズの「超電導磁石式全身MRI装置Vantage Elan™」が、エコサービス部門で東芝ライテックの「文化財向け環境配慮照明システム」が、それぞれエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞を受賞しました。いずれも東芝グループ「エクセレントECP」に認定されています。

エコプロダクツ大賞は、環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービス(エコプロダクツ)を表彰することを通じて、エコプロダクツの供給者である企業等の取り組みを支援するとともに、エコプロダクツに関する正確な情報を需要者サイド(事業者、消費者等)に広く伝えることを目的として2004年に創設されたものです。本賞は、「エコプロダクツ部門」と「エコサービス部門」で構成され、各部門において後援各省の大臣賞、会長賞、審査員特別賞が授与されます。

なお、表彰式は12月11日から東京ビックサイトで開催されるエコプロダクツ2014の中で行われ、当社ブース内でも受賞製品に関する展示を行う予定です。

Environmentally Conscious Products:環境調和型製品。ECPは材料調達・製造・使用・廃棄といった製品ライフサイクルの全ての段階で環境に配慮した製品。エクセレントECPは製品リリース時点で当社グループが認定する業界トップの主要環境性能を有するECP。
詳細は以下をご覧ください。
https://www.global.toshiba/jp/environment/corporate/vision/ecp.html

受賞製品の概要

1.超電導磁石式全身MRI装置「Vantage Elan™」(東芝メディカルシステムズ株式会社)

<概要>

徹底したライフサイクルアセスメントとライフタイムコスト分析を行い、特に製品の搬入/据付段階の改善に注力した商品企画を実施。「省設置スペース」、「省電力」、「省希少資源」などの高い環境性能を追求し、「きれい×かんたん×コンパクト」というコンセプトで据付期間の短縮ならびに保守・サービスにおける経済メリットの最大化を図るとともに、MRI検査における患者様の身体的・精神的な負担軽減につながる様々な新機構を搭載した。

<評価コメント>

当該製品は、より高い安全性・機能性・信頼性が求められる医療機器において、「省スペース」及び「省電力化」等の環境負荷の低減にも配慮された製品であり、様々な制約がある中で、MRI装置として求められる機能性等を満たした上で、従来製品との比較において、省電力化及び省資源化が向上しており、設置に伴う資材、希少資源、有害物質、輸送時における梱包材及びエネルギーが削減される点で評価できる。また、当該製品により医療現場におけるエコ化が更に推進されることが期待される。

2.文化財向け環境配慮照明システム(東芝ライテック株式会社)

<概要>

神社、仏閣、美術館などの文化財を守り継承していくとともに、装飾の芸術性を損なわない美しさや色合い、空間にあった明るさ、色、温度などをコンピューターシミュレーションによって最適化。従来の白熱電球からLEDに置き換えることにより、消費電力ならびにCO2排出量を40~50%削減し、光源ランプの長寿命化によってランプ交換頻度とメンテナンスコストを削減するとともに、小型・省資源化によって訪問者にとって目立たない照明器具を実現した。

<評価コメント>

文化財に最適な明るさ等の質を担保しつつ、消費電力を約40~50%削減する省エネ性と、長寿命、小型化による省資源を特徴とするLED照明を用いた文化財向け環境配慮照明システム。従来の照明の雰囲気を壊さず、文化財に必要な、繊細な色彩を生かすライティングまでこだわる省エネの照明システムとして設計・工事を行うサービス。従来の照明では文化財の照明による劣化は避けられなかったが、LEDでは紫外線の発生は無く、貴重な文化財の劣化を防ぐことも可能となり、国内外の著名な文化財で採用された実績もある優れたサービスである。

当社グループの環境ビジョンについて

当社グループは「地球と調和した人類の豊かな生活」を2050年の“あるべき姿”として描き、その実現に向けた長期ビジョンである「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定しています。このビジョンのもと、Green of Product(環境性能No.1製品の創出)、Green by Technology(エネルギーの低炭素化技術)、Green of Process(モノづくりの環境配慮)、Green Management(基盤活動の継続的向上)の4つの「Green」で環境経営を推進しており、2015年までにエコ・リーディングカンパニーとしての地位確立をめざしています。

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