米元 亮馬
YONEMOTO RYOMA
2015年入社
所属:府中事業所 社会インフラシステムソリューション部
専攻:新領域創成科学研究科 自然環境学専攻
常に新しい技術の習得を心がけ、お客様の要望に応え続ける。
モノを作り上げた達成感がソフトウェア開発の醍醐味です。
私の課では、全国の自治体が運営している浄水場・下水処理場などの水処理施設の運用状態や電気設備などを監視制御するシステムのソフトウェア開発を行っています。監視制御システムとは、上水道/ 下水道プラントの運用をするためのハードウェア・ソフトウェアを含めたシステムの総称です。
私は、プラント内のセンサー(流量計・水位計・濁度計など)から収集されたデータを蓄積して演算する機能(サーバ機能)、および、収集したデータを用途に応じた形(例えば、時系列データを折れ線グラフ)で、モニターに表示する機能(画面機能)のソフトウェア開発を担当しています。
各種機能は、お客様の業務に役立って初めて活きるものです。特に、私の担当範囲は、ユーザビリティとの関わりが深い部分ですので、機能開発、及び、ドキュメント(マニュアル)作成の際には、お客様目線を忘れないように心がけています。一方で、技術者としては、それらの要望を、ソフトウェアとして実現可能で、かつ運用容易な設計に落とし込んでいく技術力が求められます。既存の監視制御システムを熟知した上で、自分の創造性を活かすことができるように、常に世の中の新しい技術の習得に取り組んでいます。
当社は、事業の幅が広いため、組織横断的なプロジェクトに携わる機会があります。様々な部門の方々と関わることで、新しい価値観や魅力に気づくことができます。多くの仲間と一緒になって、モノを作り上げた時の達成感に仕事の面白さを感じており、今関わっているソフトウェア開発業務のエキスパートになることを目標としています。
※掲載内容は取材当時のものです。
キャリアステップ
1
入社1年目
府中事業所 社会インフラシステムソリューション部 開発担当に配属。
主製品である上下水道プラント向け監視制御システムの、オプション機能の機能改善を担当する。
2
入社2年目
数か月間、他部門にて実習する。
自部門では、若手主体のワーキンググループで主担当を経験。海外のグループ会社と連携して、分散型監視制御システムの実験的な開発を行う。また、初の特許提案を経験する。
3
入社3年目
主製品のツール開発について、機能仕様の作成~お客様への初回適用までの一連の業務を担当。この開発で、部内での利用事例が少なかった新しいソフトウェア開発手法を実験的に導入した。
4
入社5年目
研究部門と連携し主製品のオプション機能を開発。初めて、開発に1年以上を要する中規模なプロジェクトの主担当を経験する。また、若手主体のワーキンググループで、物体検出アルゴリズムを利用した社内ツールを開発する。
5
入社6年目
新製品のWebアプリ開発を担当。社内で研究されたソフトセンサ技術をベースにしたアプリであり、事例の少ない試みのため苦労もあったが、関連部門と連携して2件のアプリ開発を完了した。今後複数のアプリ開発に従事する予定。