関口 香菜
SEKIGUCHI KANA
2015年入社
所属:小向事業所 SA設計第一部
専攻:基幹理工学部 表現工学科
気持ちを伝え、
信頼関係で結ばれた
チームをつくる。
入社のきっかけ
「仕事」は、結果だけでは成り立たない。
自分の専門を活かしたり、やりたいことを選んだり。そういった就職活動をする人も、多いのだと思います。しかし私は、どこの会社に入るかを重要視するよりも、どこの会社であれ、入ってから全力で学ぶ姿勢を大切にしようと考えていました。自分のやりたい理想を持って入社するよりも、自分の知らないことに触れる面白みや、仕事に対するイメージとのいいギャップを楽しもうと思っていたのです。実際に社会人として仕事をして見つけた、学生時代の「研究」と企業としての「仕事」の違いはいくつもあります。最も大きな違いは、仕事では過程も大事である点です。学生の頃は、自分がやりたいと思うテーマをやればよかったし、結果で評価されることが多かった。一方で仕事は規模も大きく、多くの人が関わるからこそ、過程を緻密に組み立てて共有する必要があります。納品さえできればいいのではなく、みんなで同じ方向に向かうための努力があってこそ、いいものづくりにつながることを学びました。
現在の仕事内容
パズルのピースのように、知識は集まって形になる。
たとえば、ロボットが画像認識を行うことで自動処理を行う仕組みのように。ソフトウェアを、お客様の要望や組み込むプラットフォームに合わせて、カスタマイズする仕事を担当しています。中でも、入社1年目からLinuxというOSを使用し続けてきました。このLinuxが、自分の中の太い芯となってくれていることを、最近強く感じ始めています。入社したばかりの頃は、先輩に言われた通りにやるだけ。ほとんど理解できておらず、知識も断片的でした。しかし経験を積むごとに、パズルのピースが集まるように、次第にLinuxについての全体像がつかめてきました。質問を受けてもすぐさま回答できる。課題が見つかったときには対処法が複数思い浮かぶ。パズルが組み合わさるように、「あ、これならできるな」と確信を持てる感覚は、私が仕事をしていて好きな瞬間のひとつとなっています。
仕事の難しさ・やりがい
プラスの気持ちも、マイナスの気持ちも。
チームはきっと受け止めてくれる。
仕事はチームでするもの。だから自分の頑張りも、周りの頑張りも、大切にしていく姿勢を持ちたいと考えています。そのために必要なのは、みんなが自分の気持ちを素直に伝えられることなのではないでしょうか。いいと思ったら、素直に褒める。逆に違うと思えば、正直にそう言ってみる。若手のうちはどうしても自分の意見を言うことに不安を覚えてしまうものですが、勇気を持って考えを伝えてみなければなりません。それが間違っていることでも、私はいいと思っています。気持ちを共有する。行動の背景を知ってもらう。そうすることで、チームはお互いのことがよりわかるようになります。本音を言えるチームこそ、強い信頼関係で結ばれたチームになれる。気持ちを伝えることは、チームづくりの一歩です。
若手の休日
バドミントンは、心理戦!
休みの日はコートを借り、バドミントンをすることが多いです。バドミントンの面白さは、たんなる身体能力の勝負ではないところ。試合時間は意外と長く、心理戦の要素もあるんですよ。都度細かいコントロールをきかせながら行う繊細なスポーツなので、奥深さを感じています。
※掲載内容は取材当時のものです。
ある日の
タイムスケジュール
8:00 出社
出社後はまず1日のスケジュールを確認します。自分が抱えている業務の優先度を整理し、その日に必ず完了させたい業務のリストアップを行います。
9:00 調査研究
実験室でプラットフォームのデバッグや検証を行います。調査した結果は資料として整理し、チームで共有できる形にまとめます。
12:00 ランチタイム
同期と食べたり、1人で食べたり日によりけりです。お弁当を持って行く日もあれば、社員食堂を利用する日もあります。
13:00 打ち合わせ
調査した内容の結果をチームで共有し、製品仕様に適したプラットフォームの検討を行います。
18:00 退社
退社前に1日の進捗を振り返ります。早く上がれた日は、友人と食事をしたり、お買い物をしたり、趣味のバドミントンをしたりします。