小向事業所バーチャル見学
VIRTUAL TOUR
小向事業所
バーチャル見学
小向事業所を360°リアル体験でもっと身近に!
このコンテンツでは、普段見る事のできない、製品、職場、食堂や新人教育の様子など
スマホやパソコンで手軽にご覧いただけます。
※360°動画が正常にご視聴いただけない場合は、お手数ですがお使いのブラウザが最新情報になっているかお確かめください。
気象レーダ
近年、局地的に大量の雨が降るゲリラ豪雨の多発により、各地で大きな被害がもたらされています。局地的大雨の予兆となる積乱雲は10分程度で急発達し、被害を食い止めるにはその兆候をより迅速に察知する必要があります。この兆候を直接観測するために適した手段として、気象レーダがあります。自社開発の半導体技術を活かし、2010年に小型で超省エネの固体化気象レーダの実用化に成功しました。これらは全国各地で豪雨を見張る気象レーダとして活躍しています。その後も技術開発を重ね、より短時間で高精度な雨雲の3次元構造を観測できる新しい気象レーダ"マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ"を開発しました。
この"マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ"は、将来の防災・減災の術となることが期待されています。今後も、私たちの日常生活の安心・安全の確保を目指します。
直交型荷降ろしロボット
(デパレタイザー)
直交型荷降ろしロボットは、荷物を自動認識し30kgまでの重たい荷物を降ろす事が可能で、物流現場の作業効率化に大きく貢献します。また、ロボット化への不安を解消する3つの特徴があります。1つ目は600個/時間の高速処理。事前の荷物登録が不要で高速で自動認識し荷物を降ろします。また同時に2つ降ろせると判断すれば一度に2つの荷物を降ろす事が可能です。2つ目は省スペース、前後・左右・上下に動くアームでコンパクトな構造。機械内部でアームが動くため安全柵も不要です。3つ目は、東芝独自の二面保持機構により荷物を引き出す事で、誤開封や底抜けを防止し、重い荷物も丁寧に降ろします。適用分野として、ソーターへのケース投入作業の自動化、自動倉庫からのケース出庫など物流現場の生産性を向上させます。
外観
直交型荷降ろしロボットの外観です。
従来のアームロボットは周辺スペースが必要で、設置には安全確保のため本体以外にも広大なスペースや防護柵が必要でした。本製品では、アームが機械内部で動作するためコンパクトな設計で、安全で省スペースな設置が可能です。
保持部分
保持部分の拡大写真です。
東芝独自の二面保持で、30kgまでの重い荷物を安定してつかみ、破損することなく降ろす事が可能です。
海外向け銀行券鑑査機
海外向け銀行券鑑査機は、銀行券を高速に鑑査、裁断、分類、施封する事が可能で、海外の中央銀行や現金処理センター向けに開発された製品です。市場から回収された紙幣が本物か偽物かを判断し、再度市場への流通に適さない紙幣を裁断、流通に適した紙幣を種類毎に分類し、100枚単位で帯掛けする製品です。高度な画像処理アルゴリズムにより30枚/秒の処理が可能です。また、人間工学的アプローチで操作部を最適配置し、操作者の疲労や負担を軽減しています。
外観
紙幣処理機器システムの外観です。
手前に操作画面及び紙幣投入口があります。奥に紙幣毎の集積口があります。操作画面はタッチパネルを使用し機能性・操作性に優れ直観的に操作する事が可能です。
動作確認
実際の動作確認の様子です。
あらかじめ設定した内容で、紙幣が種類ごと分類され帯封されている事を確認しています。
新人教育「ソフト開発プロセスをミニプロジェクトで体験」
小向事業所の新人教育には、開発プロセスを体験するプログラムがあります。線をトレースしながらロボットを自動走行させるソフトウェアを開発するミニプロジェクトを通して、システム仕様の分析、設計、実装、試験という開発工程、開発に付随する開発計画書やシステム設計書等の成果物の作成まで、実際の業務と近い開発プロセスを体験します。仕様書の要求を深く分析して設計・実装しないと、作業に後戻りが発生することがあり、要求分析の重要性やスキルを学びます。講師に成果物を確認してもらい、書き方等を実践的に学びます。またタスクボードを使って、各メンバのタスクを見える化し、進捗を共有してチーム全体作業で開発を進めていきます。仕事を依頼するとき、請け負うときに必要なことは何か、また、コミュニケーションの大切さを学び、職場で活躍するための基本を身に着けます。