さまざまな課題を見出し、
常に改善をし続けています。
私は電気自動車やハイブリッド自動車向けのモータ設計業務に携わっています。モータ設計における近年の課題は、より効率的な磁気回路の検討、コスト低減や材料の省レアアース化、モータ内部で発生する熱、振動、騒音の抑制など多岐にわたります。それらの複合的な課題に取り組むため、私たちは実験やシミュレーション技術を用いながら、より良いモータ開発を目指しています。
また、これらの課題に取り組みつつも、日進月歩の車載分野では、技術動向や市場ニーズを把握し、顧客の視点も持ちながら常に最新技術を取り入れなければなりませんが、より革新的な技術に出会いそれらを自分たちの製品に適用することは、設計の面白さの一つであると感じます。
また、顧客やサプライヤーとのコミュニケーションは、技術的な考え方や、文化や言語の違いに苦労することもありますが、互いに信頼を築きながら開発を進め、私たちのモータが車両に搭載されているのを実際に目にすると、私たちの技術が走行性能や環境性能を向上させ、ひいてはユーザや社会環境に貢献しているという社会的な意義を感じ、大きな達成感とやりがいにつながっています。
私たちのモータは市場クレーム0を継続していますが、顧客の信頼を得ることは設計だけでは成し得ません。品質と納期を守るために様々な部門が一つの製品に心血を注ぎ、開発中のみならず、量産中にもさまざまな課題を見出し、常に改善をし続けています。より良い製品を目指し、苦労を共にする同僚との日々の業務も、私の仕事の誇らしい部分であると感じています。
※掲載内容は取材当時のものです。
キャリアステップ
入社1年目
三重事業所 車載用インバータの構造設計担当に配属。量産や開発案件を通して、製品の一通りの知識を習得。異分野実習として東芝生産技術センターにて生産技術に関連した開発業務を経験。
入社2年目
異分野実習の経験を活かし、CAEや実機検証を中心に次世代インバータ開発業務を担当。初めての海外出張として、米国拠点にてインバータ関連の支援業務や顧客との打ち合わせを経験。
入社3～5年目
三重事業所 車載用モータの構造設計担当に異動。製品開発業務を通して一通りのモータ構造を把握する。2度目の海外出張として中国サプライヤの調査を実施し、国の文化や慣習の違いを実感。
入社6～8年目
米国拠点の製造技術メンバーと連携し、モータ量産工程の改善活動と、コスト低減活動を実施。それらを通し、高い品質を保ちつつ不具合の無い製品を量産することの難しさを知る。
入社9～10年目
CAEの業務経験を活かし、モータ量産案件の歩留まり向上活動に貢献。新規モータ開発を進めつつ、CAE業務スキルを部内メンバーとも共有し、顧客要求の実現や、高付加価値製品の開発に挑戦中。
2025年 新卒採用
2024年度 インターンシップ
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