変わらない品質を守るために、
現場を、教育を、変えてみよう。
入社のきっかけ
科学者も、技術者も、みんなの環境をよくする仕事。
子どもの頃の夢は、科学者。学校で環境問題について習ったことで、みんなの環境をよりよくする仕事に就きたいと考えるようになりました。そのまま科学者を目指すことはありませんでしたが、縁の下の力持ちとして人々が暮らす環境をよりよくしたい想いは、そのままに。就職活動時、インフラに携わりたいと心を決めました。電力会社を中心にいくつか内定もいただいていたのですが、最終的に東芝インフラシステムズを選んだのは、リクルーター社員の対応です。連絡がいつも迅速で、面接の前後には丁寧にフォローしてもらえる。私に対しての真摯な対応は、きっとお客様にも社内メンバーにも同じだろうと考え、自分も同じ姿勢を身に着けた社会人になりたいと望みました。
現在の仕事内容
私の判断ひとつが、東芝としての品質を支えている。
「スイッチギヤ」って、聞いたことがありますか?ビルや発電所などの大きな施設で、大量の電気を切り替えるための装置です。私は品質保証を担当しており、このスイッチギヤの検査業務を担っています。工場の検査というと、工場で大量生産されるものの中からいくつかをピックアップして検査するイメージがあるかもしれませんね。しかし、私たちの扱うスイッチギヤは、全ての製品を検査します。お客様の要望によって、一つひとつの製品が全く異なるからです。だから検査は毎回、図面を確認して、中の構造を確認して、検査の手順を確認して。同じ検査はほとんどありません。向き合う検査は、常に自分の判断が大切になります。ここでの仕事は、慣れと妥協を徹底して排除するのが大事。私が妥協してしまったら、製品納入後に、大事故に繋がってしまうかもしれないからです。東芝インフラシステムズとして自信の持てる品質に、私が責任を負う気持ちで世に送り出す。品質保証が、最後の砦と呼ばれるのにふさわしい働きをしたいと考えています。
仕事の難しさ・やりがい
職人技は、データにできるだろうか?
現在は主に検査業務を担当していますが、もう少し年次が上がれば、検査そのものの設計をする立場になります。たとえば、検査の工程を考えたり、検査を担当する人員配置を考えたり。現場の改善や全体管理も担えるようになれるといいですね。それからもうひとつ、これから力を入れたいのが、現場における新しい教育体制をつくることです。これまでは職人技のように人から人へ伝えられていく技術でしたが、ある程度それをデータとして整理し、若手が体系的に学ぶことはできないだろうかと模索中。熟練技術者の技術を検証したり、映像に残して共有するなど、新しい教育の文脈を探しています。品質に対する責任感は変わらず、しかし方法は常にアップデートしていく。よりよい品質保証のあり方を、もっと考えられるようになりたいです。
若手の休日
ライブの音楽は、格別!
音楽のライブやフェスが大好きです。音楽に熱中し始めたのは、ちょうどコロナ禍。当時は人の集まるライブは少なくオンラインが主でしたが、最近はライブも多く行われるようになりました。やはり、ライブで聴く音楽は格別!フェスに行くと、知らなかったけど好きになるアーティストとの出会いもあり、貴重で大切な機会だと感じます。
※掲載内容は取材当時のものです。
ある日のタイムスケジュール
8:05 出社
まずその日のスケジュールの確認を行います。次にメールの確認を行い、緊急を要するものであればその場で対応します。必要な書類を用意して、試験場に向かい、グループメンバー全員参加のTBM(ツールボックスミーティング)で当日のスケジュールや連絡事項を確認後、業務が始まります。
8:30 品質確認試験
組立完成した製品に対して、図面との照合を含めて必要な試験を一つずつ行い、製品が正常に動作するか、構造に問題がないか等の品質確認を行います。もし異常があった場合、原因を調査し、関連部門(設計、製造)と連携して製品が合格できるよう修正・改善をします。
12:00 ランチタイム
基本的に社員食堂を利用しています。事業所内には社員食堂の数がたくさんある(計6カ所)ので、その日の気分により利用する食堂を変えて昼食をとっています。ランチ後は10~15分ほど仮眠を取ります。
13:00 お客様お立合い
お客様に製品をご覧いただき外観構造を、実際に動かして仕様通り動作することを、確認いただきます。その他いくつかの試験をお客様立ち合いのもと行います。試験を通して、お客様からの質問や要望をお聞きして、安心していただけるよう、満足いただける製品を提供できるように対応しています。
18:00 退社
退社前は自席で明日以降に使用する必要書類の作成を行います。
最後に、メールと明日のスケジュール確認して退社します。